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お泊り 圭一編4 一心同体

2007–09–10 (Mon) 23:32
圭一編のラストですよ、皆様方。と言うか前に圭魅の愛に終わりなどあるのか?
相変わらず(と言うかずっと)ラブラブな甘々な二人は消えることなかれ♪
馬鹿は死んでも治らない、と言いますが二人の愛も死んでも治りません気が確信的にあったりします^^



腹の虫とは恥ずかしいものだ。でも今はそんな気持ちは皆無だった。
「腹減ったな。そう言えば今日の弁当は何なんだ?」
「そ・・・それは見てからのお楽しみ・・・・だよ」
ん?何で照れてるんだ?おかしなことでも。
グゥ~~、とお腹が鳴る音が聞こえた。この部屋には二人だけだったのでそれは誰かなど考える前に理解できた。
「~~~~~~~~~~~~」
魅音は真っ赤になった恥ずかしそうな顔を手で覆って隠した。その行動はまさに自分と認めるものだった。
俺と二人になると本当に女の子だな。
「魅音も腹減ったのか?」
「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」
その質問で追い討ちをかけたらしく涙目になってしまった。これはヤバイと思った俺はどうにかして励ますことを考えた。
「いやな・・・そんな音が誰かとかじゃなくて・・・・ただ単に・・・」
「ぅぅぅぅ・・・・・」
真面目にここで彼女こと魅音を泣かせたら最低だぞ。こうなったら・・・・・
「お前の弁当が食いたいんだよっ!」
「ふぇ」
話を変える事にした。そして俺の力を使う。
「魅音の弁当は最高だよ。世界の一流シェフも舌を巻く味だよ。
あの味は何万もする料理ははるかに凌駕する美味しさだ。あれを作れる魅音はまさに料理の女王だぜ。俺の妻としても勿体無いくらいさ。
その魅音の弁当を食いたくないって言うやつはこの世の中にもいないぜ。だから俺が魅音の弁当を食べたいのは当然だろ。
それに魅音は俺の彼女で未来の妻だぜ。俺がほしがるのも分かるだろ?
しかも、お腹が空いている者同士で食べられたらどれだけ美味しいか想像がつくか?
だからお互いに腹が減っている今この時に魅音の弁当を食べたいんだ!」
とにかく魅音の弁当を誉めた。それで魅音は安心してくれて恥ずかしさを忘れてもらおうと考えた。
「そ・・・そんなに誉められるとな・・・・・」
恥ずかしそうな表情から照れる表情に変わった。相当に誉められたことが嬉しいらしい。
「ふぇ・・・」
だからこそとどめを差す。
「魅音」
首に手を回して耳元で甘い声で囁いてみた。意外にも魅音は体を震わせた。もっと赤くなると思ったのだが。
「圭ちゃん・・・・・・・くすぐったいよ」
耳・・・弱いのか・・・・
耳に息が当たったらしく体を震わせたみたいだ。魅音の新たな弱点を見つけた瞬間だった。
「だから・・・・魅音の弁当が食べたいな」
「・・・・・しょ・・・しょうがないな」
感情を上手くコントロールできないみたいらしく、赤面をしながら答えた。いつもなら明るい声で返してくるのに久々に照れ魅音を見た気がした。
この姿も充分過ぎるほど可愛い。と言う前に全ての姿が可愛い。
説明をしておくが魅音は多重人格ではない。ただ感情に人格らしきものがある。
俺と居る時のように明るくて元気な女の子の魅音、部活の時のように男っぽさがある俺が一番見てきた魅音、そして今居るのは付き合っていた当初、すぐに赤くなって照れっぱなしの魅音。
他にもいくつかあるがそれはまた見られたらな。
「お、おじさんが取っていてあげるから待っててよね」
「ああ。頼んだぜ」
頭を優しく撫でるとさらに真っ赤になった。
そう言えば、付き合う前もこんな反応してたな。
そう考えると昔を思い出すようで懐かしかった。でも今が一番理想的だとは考えていた。なんたって魅音と付き合えたのだから。
「はぅ・・・・・」
「行ってこいよ。帰ってきたらキスしてやるよ」
犬みたいな扱いだけど俺自身やろうとしていたことだから気にしない。それに言っておいたほうが魅音の方も楽に・・・
「ふぇ・・・・おおおおおおおじさん、教室行ってくるね」
楽にならないな。今の魅音じゃ気絶するかもな。
保健室に一人、恋人を待っている俺。その時間がとても長く感じられた。



魅音が帰ってきたのは数分ぽっちだった。でも俺にとっては何時間にも感じた。
人って言う生き物はいい時と悪い時に感じる時間がまったく違う。そのことを身をもって知った。
「圭ちゃん」
呆然と立ち尽くしていた俺に魅音は心配そうな表情で俺を見た。
「大丈夫?・・・何かやった?」
まるでお母さんの言うような言葉で心配するが俺は笑顔で「おう」と返した。
「そう・・・・なら・・・いいけど」
どうやら魅音はまだ照れ状態らしい。
「女の子は切り替えが早いんだよ」とレナに言われたことがあったがさすがにものの数分回復するほど早くはなかった。まあ・・・・分かってはいたが。
「とにかく食べようぜ」
弁当を持った状態でいつもの調子で声をかけたら弁当が食えないと言う笑えないことになる。魅音の頑張りを無駄にするわけにはいかない。
保健室にあった小さな机で隣り合うか形で座った。
「・・・・・・・・狭いね」
これは狭いとは言えないと思う。何故なら互いの肩がぶつかり合っていた。
こうなっていては狭いも何もないと思う。
「ああ。そうだな」
簡単な返事を送ると魅音は赤面した。その時の照れる動作が俺の体に伝わる。
あ、小さいな
肩の大きさを自分と比べてみると小さかった。やはり女の子だなと感じた。
「と、とにかく食べよう」
恥ずかしさからか慌てながら自分の弁当を開けた。
中身は特にいつもと変わらなかった。でも決定的な違いがあった。それは
「今日は圭ちゃんとだから二人分」
と言うが2、5倍の量だった、魅音なりに気を使ったみたいだな。
「それじゃあ食べるか。せーの」
両手を合わせて
「「いただきまーす!」」
箸を持って最初に手を伸ばしたのは卵焼きだった。
「圭ちゃんっていつも最初は卵焼きだよね」
「ああ。魅音の卵焼きは格別なんだ。なんと言うか卵焼きといってはおかしい美味しさ」
「それ。卵焼きじゃないって言ってるようなものじゃない?」
「でもそうとしか言い様がないんだ。それほど美味い」
矛盾してるが本当にそう言うしかなかった。
卵焼きを食べているのに「本当に卵焼きか?」と疑ってしまうほどの美味しさだった。
今思い出すとこんなもの今まで食べたことがなかった、と感じていた。
「ふぅーん、おいしいならいいけど」
どうやら不服らしい。おいしいのは嬉しいみたいだがわけのわからない味と言われて怒ってもいた。
誉め方を間違えたみたいだな。なら
「ふぇ」
「魅音」
横に座っていた魅音を一方的に抱きしめ耳元で囁いた。
「いつもおいしい料理ありがとうな。俺、凄く嬉しいよ」
「~~~~えっと・・・・その・・・・」
まだ赤くなるか。本当にどこまで行っても可愛いやつめ。
「それに"大好き"な魅音に作ってもらって俺は凄い幸せものだよ」
「だだだだだ大好きって・・・・ふぇっ・・・」
魅音の頬に手をそっと滑らして愛情表現をしてみた。案の定、さらに赤を強めた。
「ありがとう、魅音」
笑顔を見せて魅音の口を塞いだ。
目の前には真っ赤なりんごのような顔の魅音がいた。




あれからはと言うと平穏そのものだった。
午後はと言うと受験生の魅音と俺だけが残され授業をした。レナもいるんだが朝言ったように今日はいなかった。
沙都子や梨花ちゃんは昼休みが終わるのと同時に帰っていった。ちなみに悟史と詩音は学校をサボったらしい。きっと詩音に振り回されたんだな、と悟史に同情した。
あいつら。魅音と同い年なのにのん気なやつらだ。
こんなことを考えると勉強を教えている自分がおかしく思えてきそうだ。
「圭ちゃん」
そして今はと言うと魅音と一緒に帰路を歩いていた。
その魅音と手を組んでいた時、上目使いでこちらを見てきた。
「いつ・・・帰るの?」
寂しそうな表情と今にも消えそうな声で問い掛けてきた。
そう言えば、一日限りだったな。
思い出した途端俺も悲しく思った。でもまだ時間はあった。
「夕飯を食ってからかな。それまでかな」
といったがその時間はあっという間に来る。
今日の授業は放課後に受験勉強で残されて夜になるのはあと数十分くらいだった。
でもそれまで時間があると考えた。
「だからそれまでずっと一緒にいようぜ」
「・・・・・・・うん。でも圭ちゃん」
無理矢理明るい表情を作った魅音は俺の手をぎゅっと握った。
「私たちはずっと一緒だよ」
・・・・・・・・・・・・ああ。そうだよな。
「そうだったな。どこにいても俺には魅音がずっと近くにいたな」
横にいた魅音をぎゅっと力強く抱きしめた。
「どんな時でも俺には魅音が、魅音には俺がずっといるよな」
「そうだよ。私たちは一心同体だよ。どんな時もずっといるでしょ」
「ああ。そうだよな。まったく。俺は何を考えてたんだよな」
こんな簡単で当然のことだったのに魅音に学ぶことになるとはな。
いつもは俺だからか、何だか不思議な気持ちだった。
「いいよ。私も圭ちゃんにいろいろ教えてもらってるし。たまにはこんなのもいいでしょ?」
自覚してるのかよ。面白いやつだな。
「私たちは結婚するんだから助け合っていかな・・・んぅ」
最後まで言わなくていいと魅音の唇に自分の唇を押し当てた。
でも・・・今に限ってはこのまま終わらせたくなかった。
「魅音・・・ちゅっ・・・」
だから何回も何回も繰り返して離れたくなかった。
「圭ちゃん・・・んん・・・・」
気づかないうち、お互いの顔を抑えて逃がさないようにしていた。
俺たちは月が出るまでその場で何度もキスをし続けた。





「はい。出来たよ」
今日の夕食はと言うとなんと驚きのラーメンだった。
これには度肝を抜いた。まさかラーメンを作るとは思ってもなかった。
「味は味噌だけどいいよね?」
「もちろん。魅音の作った料理なら何だって食えるぜ」
魅音の頭を撫でて断言した。
「そ・・・そう。・・・・・ありがとう」
頭を撫でられるとすぐに赤くなる。相当これのをやられて誉められるのは嬉しいらしい。
「さて、食べようぜ」
涎を堪えながら魅音を促す。それに魅音は急いで席に着いて
「「いただきまーす!」」
と大きな声で手を合わせた。
まだ熱い麺を「ふぅー」と冷まして口に運んだ。
「うん。麺の太さに柔らかさがちょうどいい。魅音、これは今まで食べたどのラーメン屋より全然美味いぜ」
「へへへ、気合を入れて作ったもん。そう言ってもらえなくちゃ泣いてたよ」
そこまで頑張って作ったとはな。本当に俺にはもったいない女の子だ。でもこれは俺のものだから誰にもやらない。
「それにラーメンなんて作ったのはかなり昔だったし、慣れてなかったってのもあるけどね」
本当だと思う。こんなに美味いのに久々など物凄いことだが魅音なら可能だ。
女の子のやることに関しては魅音は何もかも頂点だからな。ちなみに雑学も。
「さて、スープはどうかな?」
火傷をしないと思うがゆっくりとスープを飲んだ。
「・・・・・・味噌の味がしっかりと効いてる。しかも少々辛味があるがこれが味をよくしてる」
意外な発見だった。味噌に辛味があるとこんなに違うとは思いもしなかった。面白い知恵だな、と思った。
「面白いでしょ?私の親戚が教えてくれたんだ」
なるほど。園崎家にはたくさんの親戚がいた。それを思い出すとこのことも説明がついた。
魅音の知恵も色々なとこから仕入れてるんだな、と一人で納得した。
「些細のことでも味が変わるってわかったな。美味いよ」
向かい合わせに座っていた魅音の顔を持って
「ふぇ」
感謝と愛情を込めてキスをした。


今日は綺麗な満月だった。
外は闇に包まれていながらそのせいか明るく感じる。
「じゃあ・・・そろそろ」
「・・・・・うん」
こんな時には明るく別れたいものだがそんなことは出来なかった。
大好きな魅音と別れるのには当然抵抗はあった。今だって、もう一日くらい、と思ってるがそうするわけにもいかなかった。
畜生、なんでこんな時が来るんだろうな。
「・・・・・・・また・・・会えるよね?」
「え?」
「また明日・・・・・会えるよね?」
力のない声聞いてくると俺にぎゅっと抱きついてきた。
「ねぇ、会えるよね?」
今にも泣いてしまいそうな魅音を見ると物凄く小さく見える。それはまるで蛍の光のように今にも消えてしまいそうだった。
「ああ。当然だろ」
魅音の額にキスをしてやって自分の胸に顔を埋め込ませた。
「ずっと一緒だって言ってたろ?だから会えるよ。いつでも、どこでも、どんな時でも」
震えながら小さく頷いた。どうやら泣いてしまったみたいだな。
「だから・・・・安心してくれとまでは言わない。ただそれだけを忘れないでいてくれ」
・・・・・・うん。ごめんね」
「何謝ってるんだよ」
「圭ちゃんを不安にして」
ここまで来て俺の心配をするなんてな。本当にいいやつだけど・・・・
「魅音」
少し強引だけど魅音の顔を持ち上げて泣き顔をあまり見ないように目を瞑ってキスをした。
「いいから。魅音は強がらなくていいから。俺の心配をしなくてもいいぜ」
「でも・・・・でも・・・・」
「それに俺はお前を助けたい。だから泣きたきゃ泣いていいんだぜ。無理をしなくなきゃ甘えていいんだぜ。俺は魅音が好きだから」
「っく・・・・・けいちゃぁぁぁぁぁん」
魅音は俺の胸に再度顔を埋めた。
「ありがとう・・・んっく・・・・・・ありがとう」
「馬鹿。礼なんていらないよ。俺は魅音を助けたかっただけさ」
今度は優しく包むように抱きしめた。魅音を安心させるために。
「俺たち二人はさ、これから協力して生きていくんだ。楽しい時も辛い時も分け合って生きてくんだ。そうやって幸せになっていくんだよ」
「うん・・・・うん」
「だからそんなに強くならなくてもいいよ。魅音はか弱い女の子なんだから、辛かったらどんどん泣いていいんだよ。俺がちゃんと受け止めて支えてやるから」
あ、ヤバイな。不覚にも俺まで瞼が熱くなってきやがったな。
「でも・・・・いいの?」
「何回も言わせるな。魅音が好きだから何でも受け止めてやるよ。そして魅音、お前を支えていくよ。ずっと、ずっと」
「・・・・ありがとう・・・・・本当に・・・・ありがとう」
クソ、泣いちまったじゃないかよ。男が泣くなって恥ずかしいぜ。
肩で涙をふき取って再度魅音の顔を持ち上げた。
「魅音、約束する。ずっと一緒にいる。どんな時も・・・・」
「私も・・・・・約束するよ。圭ちゃんを支えていってあげる。それが夫婦ってものだから」
涙で真っ赤になった目と乱れた顔で無理矢理作り笑いをした。本当に・・・・無理するやつだな。でも今回はもらっておこう。俺を安心させるために作ってくれた笑顔だから。
「魅音」
魅音の顔に流れた涙を手で取ってあげて両肩を持った。
「大好きだよ。ずっと」
魅音も自分よりも上にあった俺の顔を見上げて
「私も、ずっと大好きだよ。圭ちゃん」
そう言って今度は本当の笑顔を見せてくれた。
その笑顔は今まで見た中の笑顔で一番輝いていて可愛かった。

そして、ゆっくりゆっくりと今までやった中で一番遅いスピードで唇同士を近づけた。



満月の夜、二人は口付けを交わした。
それはこの話の終わりを伝え、愛の強大さが増した証だった。
圭一と魅音、二人の愛の物語は永遠。終わりなど・・・・・・・ない。







長かった^^: 前回より長く感じた。それで久々に何回も*んだ作品でした。物凄く疲れた><
最後の話は甘さを捨て愛を求めました。全年齢はこれで終わりなのでその点を欠かせないと思いました。元々、愛し合ってる二人だったのでコメディーじゃなくて真面目に好きと言うところを強めたかったです。
その点で「愛し合う二人がいい」とコメをもらったのがよかったと思ってます。

それでは溜めるに溜めてからもう一つを書くとします。
甘くなるかわかりませんが気長に待ってて下さい^^
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コメント

さて問題です。
圭一と魅音は今回、話の中で何回キスしてるでしょう?
正解は……多すぎてわかりませんw

ラブラブっぷりがスゴいですね~。いつものように死んでましたよ、もちろん。
あまりの甘さに一週間ぐらい頭でぐるぐる回ってそうです。(もしかしたらそれ以上

後半のあまりの感動的な内容に、もらい泣きしそうになりました(泣)
一心同体、いい言葉です。一心同体…

読ませて頂きました。
なかなか暖かく締めくくりましたね。
凡に二人がキスした回数は、11回だったと思いますよ。
次回は誰の話なのでしょうね、クスクス。
次が楽しみです。

一心同体
(全年齢)言い言葉ですね。
(制限有)クスクスクス…
↑の考えに至った私は腐ってるorz

次回も楽しみに待ってます

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中二病の同人大好きな変態。アニメよりゲーム派。
07th作品はうみねこよりもひぐらし。
いまだに圭魅が大好き主張は変わらず。
創作活動は別館で進行中。

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