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誓い

2007–10–30 (Tue) 23:53
また澪尽しです。
懲りませんよ。祭囃し編をまだ知らない私にはPS2の完結の澪尽ししかないんです。
今回は何にも考えてません。ただ指が動く通り書いたのでorz



風がビュービューと吹く季節になり始めた。
そこらでは落ち葉がたくさん落ちて地面は葉の紅に染まっていた。
近くの空き地では落ち葉を燃やしたり焼き芋なんかをする光景をよく見てたりしていた。
都会では学校でしか見たことがなかった光景に俺は不思議な気持ちになった。
「寒いな」
もうコートなんかを着てしまうほど寒い。
ここの温度に慣れてないと言うのもあるかもしれないが、とにかく寒い。
くしゃみなんか一日に何回するかもわからない。
「おや、圭一君。もうコートかい?」
寒いと思いながら家の前にいたおばさんは俺に質問をしてきた。
「はい。いくら雛見沢に来て四季を全て体験しないとなれないものですよ」
苦笑いまじりにそう答えると「そうかい」とおばさんは俺に微笑んだ。
「今日も魅音ちゃんに会いにいくのかい?」
「ええ。そろそろ冬なのでやっておきたいことがあるんです」
「そうかい。お幸せに」
おばさんは微笑みながら俺に別れを告げた。
ここ最近、よくコートのことで質問をされる。
雛見沢の老人たちは冬になれたのものだったのでこの時期にこの格好をする俺は珍しいのだろう。
でもみんな俺の答えを聞くと大体納得をしていた。
田舎と都会じゃ気温が違うから納得がいくのだろう。
「う~それにしても寒いな」
そろそろ夕方だ。少し歩くペースを早くして園崎家へと足を進めた。


園崎家。
いつ見ても他の家と違う印象を受ける。
でも驚きはしない。もうこの光景に慣れたから。
ビー、と鳴るインターホンを鳴らすとすぐに家の門から彼女が姿を現した。
「・・・・・圭ちゃん。待ってたよ」
「・・・・・・・・・・・」
声が出なかった何故なら魅音の姿に絶句だった。
真っ白なコートに包まれてた魅音の姿は例えるなら白い妖精。
その姿はとても言葉では言い表せない。むしろ言葉で言い表すには勿体無い。
「・・・・圭ちゃん。おかしいかな?」
俺が何も言わなかったからか、魅音は自分の格好に自信を無くしていた。
「お、おかしくなんかないぞ!むしろ・・・・見とれちまうほど似合ってるよ」
「え・・・・・あ、ありがとう」
頬を赤に染めながら魅音は照れていた。
その姿が可愛い。いや、真面目に可愛い。
「ま、まあ魅音に似合わないものはないからな」
「ふぇ??!!」
あまりに可愛かったのでついつい本心を言うと魅音はさらに頬を赤に染めていった。
こんなに照れる魅音を可愛いと思う自分は罪な人間なのだろうか?
なんて思ってしまうその姿が愛しかった。
「・・・・け、圭ちゃんだって・・・・いつも・・・・輝いてる・・・・よ」
「ぅっ・・・」
まったく、どうして俺が誉めるとこいつは仕返しみたいに俺を誉めるんだか。
しかも真っ赤になって可愛い姿で言うなんて卑怯と言うしかない。
多分、魅音なりに誉めたかったのだろうがその姿で誉められると心臓に悪いぜ。
「さ、サンキュー」
ダメだ。きっと俺の顔は真っ赤なんだろうな。
顔が熱い。それは自分の顔が真っ赤な証拠だ。しかし魅音も顔は真っ赤だ。
このパターンだとこのままの状態が何時間も続くだろう。
だから俺は
「ふぇ??」
魅音の手を強引に取り手を繋いだ。
もちろん。俺も命だけだった。でもこうしないとずっとこのままだ。
魅音は驚きながらも手はしっかり握っていた。反射的なものだが力はそれなりにあった。
でもこれだけじゃない。
「あっ・・・圭ちゃん」
一本一本、指を絡めつかせた。
さらさらした魅音の指の感触にドキドキしながらもとどめにそのまま自分の下に引っ張った。
「け、圭ちゃん・・・・」
真っ赤になってせいだろう、頭がくらくらしてきた。
さらには隣に魅音がいるから今度は心臓までもがドキドキしてきた。
「これでもデートだからな。・・・・・これぐらいするだろう?」
「え?・・・・・で、でも・・・・・はぅ」
何もいえなくなった魅音は俯いて口をパクパクさせた。
その姿が可愛い。真っ赤になったとは別の意味で可愛い。
そして、お約束のようにそんな魅音が愛しくなってきた。
こうなると恥ずかしかった気持ちはどこかへ消えうせる。
「魅音・・・・・」
優しく名を読んでおでこに軽いキスをした。
するとぼっとしていた魅音は少しずつ消えていく。
「圭ちゃん・・・・本当にずるいね」
少し悔しそうな表情を見せながら頬を膨らませていた。本当は嬉しいくせに
「別に。だってやりたくてしたことだぜ。ずるいも何もないだろう?」
「それでもずるいのっ!圭ちゃんばっかで。おじさ・・・じゃなくて私もしたいの」
やけになったみたいで『おじさん』と言う一人称を使いそうになった魅音が面白かった。
「ぷっ・・・・あははははは」
「なっ!?笑わなくてもいいでしょ?」
「でも・・・面白くって。くっくっく」
もう笑いを抑えられない。
真っ赤になりながら『ブーブー』言う魅音が面白くて面白くてたまらない。
「魅音・・・お前ー」
やけになりすぎ、と言おうとしたがそれより先に魅音に一本取られた。
「んっ・・・・・仕返し☆」
キスをして俺の言葉を丸呑みにした魅音は満足そうに微笑んだ。
ああ、ダメだ。こうなったら何も言えない。
「はぁ~まったく」
「えへへ。圭ちゃんの負けだよ」
「ああ。くそ―、珍しく負けだ」
本当に珍しいことだった。
いつもなら俺が勝ってるのに今日に限って負けるなんてな。
「くっくっく、私を舐めないでよ。圭ちゃん」
「ああ。また今度、仕返ししてやるぜ」
「望むところー」
そこで仕返しに魅音の唇に自分の唇を強引に押し付けた。
ある意味、ここで負けないと言う意思表示でもあった。が俺がしたいと言う意味でもあった。
「・・・・・・悪いな。ついやりたくてな」
「ぅぅぅぅ~。そう言われたら何も言えないじゃないのよ」
どうやら逆転勝ちだ。こうなったら魅音はもう何も出来ない。
「まだまだだな。俺に勝とうなんて言語道断だぜ」
「ぅぅぅぅ~。悔しいな」
いつものような関係が見えるけどこれでも俺たちは恋人同士。
魅音が好きで好きでしょうがない。だからこそこんなふざけっこもできる。
まあ他人から見たらバカップルなんて言われるけど気にしない。
「まあ、今の魅音じゃ勝てないだろうけどな」
そう言って高らかに笑いと魅音は悔しい表情しかしなかった。
「部活の部長なのに。これには勝てないなんて」
ちょっとやり過ぎたか?
相当聞いたらしく目には涙が。さすがにこうなると罪悪感を感じる。
魅音はこんな演技が下手だからこれは本心なのだろう。
「で、でもな魅音」
かなり慌てながら魅音は俺は魅音を励ます言葉を考える。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「お、お前にはさ・・・・その・・・・可愛さ・・・があるから・・・・充分だ・・・と思う・・・けど」
「ふぇ??・・・・・・可愛さ???」
「あ、ああ。魅音はさ、充分過ぎるほど・・・可愛いからさ・・・・」
また自分の顔が真っ赤になるのがわかる。
ああ、何でこんなことになると恥ずかしいことを言わなくちゃいけないんだろうな。
でも、本心だから。
「あ、ありがとう・・・・」
そう言う魅音もまた真っ赤になった。
結論で言うと最初のほうに戻ったと言うことだ。
「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」
もう何を言えばいいのか・・・・
「・・・・・圭ちゃん」
何を言えばいいか考えていると魅音が小さい声で俺の名を呼んだ。
それに『なんだと?』と答えるとさらに顔を赤に染めた。
「えっと・・・・そのね・・・・・ちゃんと・・・・・・・して欲しい・・・・・なって」
「????何を?」
すると今度は俯いてしまった。
鈍感な俺には何がなんだか。大体わかることは魅音にとって恥ずかしいことなんだなくらい。
「だから・・・・・キス・・・・」
ああ、なるほど。
一人で納得しながら俺は魅音を抱き寄せた。
「なんだよ。それなら早く言ってくれよ」
「ご、ごめん。だって・・・・恥ずかしいから」
恥ずかしいなんて可愛いことを言いやがって。
「恥ずかしがらなくてもいいよ。ここにいるのは俺と魅音だけだから」
「で、でも、はぅ」
強引に魅音を自分の胸に埋め込ませるとそのままだんまりになった。
多分、強引にやったから驚きで何をすればいいかわからずに混乱してるのだろう。
「なぁ、俺のこと好きか?」
「・・・・・・・好き。大好き」
こう言うことだと魅音はすぐに答える。それほど俺への気持ちが強いのだろう。
それがとても嬉しい。
「そっか。俺の魅音が大好きだぜ」
魅音の顎を持ち上げてやると魅音の顔がより一層近くなった。
「圭ちゃん・・・・」
「魅音・・・・・」
そんな自分たち二人だけの世界で何回もキスをした。
ちなみにそこから現実に戻ったのは10分後の話だ。



「もう日が暮れてきたね」
魅音が何故か悲しそうに呟く。
「ああ・・・・・一日が終わるんだな」
「終わる・・・・・か」
この言葉の重みは俺たち二人だけには痛いほどわかっていた。いや、わかってしまっていた。
魅音との学校生活はあと半年で一時期だが終わる。次に学校で会うのは再来年だった。
来年の春、つまり3月には魅音は雛見沢分校と言う場所から新しい場所へと移り変わるのだ。
それが俺たちにとってこの上なく寂しいことであった。
「圭ちゃん」
魅音の握る手が強くなった。
離れたくないということの現われなのだろう。
だから俺も強く握った。離れないように痛いぐらいに強く強く。
できるならこのまま時間が止まって欲しい。
来年なんてこないで欲しい。ずっと魅音と学校生活をおくっていたい。
・・・・・・・大好きな女の子と・・・・・離れたくない。
わがままであるってことがわかる。願うことのない願いだって理解できる。
でも・・・・・願ってしまう。
だって俺は魅音を本気で愛してるから。
「魅音・・・・・」
すっと自然に足を止める。魅音は不思議そうに俺を見ていた。
ああ、こんなことができる時間が限られてるんだな。
落ち葉の色が綺麗なほど紅であった。そこに立っている魅音はどうしても絵になりそうだと思えてしまうほど綺麗だった。
「・・・・・・・・圭ちゃん?どうしたの?」
「あ、いいや。その・・・」
頭に?を浮かべている魅音はどうしても可愛くしか見えない。
こんな俺は罪な人間なのか・・・・少し疑問が。
「・・・・魅音が・・・・・可愛く・・・・て」
「ふぇ?・・・・・可愛い?!!」
一気に魅音の顔が真っ赤になるのがわかる。俺もそうなのだが・・・
「あ・・・・いや・・・・・その・・・・・可愛くしか・・・・・・」
「可愛い・・・・・・・・・あぅ」
真っ赤になった魅音は俯いたままそのまま意識が呆然としていた。
この流れだと魅音はこのまま倒れるな。うん、真っ赤になって湯気を上げてバタンって。
「な、なあ魅音・・・・」
ど、どうしようか・・・・・?
このまま何か言葉をかけるのがいいか?
「あぅ・・・・可愛い」
無理。可愛すぎる。子猫が可愛い声で鳴くよりも全然。もはや天と地の差とはこのことだ。
「はうぅっ・・・・」
気づいた頃には魅音を思いっきり抱きしめていた。
何かを言うことを考えるより体が勝手に動いた。反射と言うものだ。
「魅音・・・・・可愛いよ」
「え??・・・・ええ!!」
なんだ、簡単なことにだよな。ただ魅音のことを想って好きなことをすればよかったんだ。
好きなら好きって言えばいいし、抱きしめたければ抱きしめればいいんだ。
カッコつけることなんてないんだ。ただそのまま純粋なままでいれば問題なんてない。
「可愛いよ。可愛すぎるよ」
「けけけけけけけけけけけけけけけけけいちゃん??!!」
「悪いな。もう・・・・・我慢できないんだ」
「け、けい、んんっ」
押し付けるように魅音にキスをした。
我慢できなかった。だって好きだからやりたかった。
俺はこれが一番なんだ。
魅音を大切にしていく。そして自分に素直になってやりたいことをやればいいんだ。
「魅音・・・・・大好きだよ」
真っ赤になった魅音に止めを刺すように笑顔で思いを伝えた。
あと半年だけでも、こんな自分でいきたい。そう思った。




時間とは不公平だ。
魅音と一緒になってもう1時間以上も経っていた。
普通に歩けば30分でいく古手神社も今日は倍以上も時間がかかった。
別に俺の用事は時間の制限が課せられてるわけではない。でも魅音といる時間がこうも少ないと悲しい気持ちが胸の奥から込み上げてくる。
その魅音はあの後色々あったけど無事に意識を戻した。意識だけだが。
まあ今は元に戻った。だから細かいことは気にしない、気にしない。
「ここに何のようなの?」
「見せたいものがある」
階段を一段一段上がっていく。隣の魅音のペースに合わせていくことが心地いい。
でもそう考えているからあっという間と言う名の時の流れになってしまう。
これが神様の悪戯なら少し恨むぜ。
上り終わってそのまま俺の絶景スポットに移動した。
「ここ?」
「ああ。綺麗だろ?」
今の時間がストライクゾーンだった。
夕日が山に消えていく。その時の色と紅葉の色が絶景だった。
俺はこれを見せたかった。
いくら魅音でもこんな綺麗な光景があったとは知らなかっただろう。
この場所は絶景だと有名だが大体ここに人がいるのは昼間と夜。
昼間は俺たち部活メンバーが騒ぐ時や・・・・あの魅音との婚約騒動の時。
夜は夕涼みや散歩、あとは梨花ちゃんと話した後はここにいたな。
二人でこの光景を見て羽入を思い出す。
時々だが風が吹くと羽入の声が聞こえる。梨花ちゃんも声は聞こえると言うし本当だと言うことで間違えなかった。
ふと羽入のことを考える。
彼女は何者だったのだろう?
オヤシロ様と言う名の存在。そして戦いの最初から梨花ちゃんと戦った仲間。
でもあったのは少しの間だけ。でも約束は守ってる。
梨花ちゃんはちゃんと面倒を見てる。
一週間に一回は必ず梨花ちゃんとこの場所に来た。
梨花ちゃんはこの時間を魅音との時間に使えって言うけど、約束は守りたかった。
なんたって、羽入は俺の、いや雛見沢の英雄なのだから。
「そう言えば圭ちゃん。なんでこんな光景知ってるの?」
「ああ。よくここに来るからさ。その時あまりに綺麗だったの勿体無いなって思って」
「そうなんだ。で、他のみんなには見せたの?」
「梨花ちゃんだけには、な。まあ正確には梨花ちゃんといたときに発見したんだけどな」
『そっか』と言うと魅音は少し微笑んだ。
これは魅音なりの嬉しいと言う意味合いだろう。
「それにさ、これは魅音と見たかったんだ」
「えっ???」
そう言うと俺は魅音の両手を握った。
そして、よくドラマとかで『結婚しよう』とか言って手を握って胸の前に出すやつ。
まあそんな風に手を握った。
「俺さ、魅音と正式な婚約はしてないけど魅音を愛してる。隙だって気づくのは遅かったけど今は好きだって気持ちだいっぱいだ」
「け・・・圭ちゃん」
うっすらと魅音の目に涙が浮かんだ。
今はこの涙が嬉しいと言う表現の一種だとわかる。
「だから俺も頑張るよ。魅音の勉強も合格するまで俺がずっと教えてやる。
それで魅音が受かったら俺も後を追って入る。
それで二人で東京に行こう!」
「え??・・・とう・・・きょう?」
「ああ。俺、高校を卒業したら東京に行く」
まだ先の話だ。若干14歳ながらも俺は決意した。
ずっと考えていた。あの6月の図書館の出来事からずっと。
「雛見沢の人たちって色々と外に出て頑張ってるんだろ。だからさ、俺もって思ったんだ。
みんなの役に立ちたい。俺を変えてくれこの村に恩返しをしたい。
だから、まだ早いけどもう決めたんだ」
「圭ちゃん・・・・・じゃあなんで二人で?」
「それは・・・・・・・」
手をぎゅっと握って深呼吸をして再度魅音を見た。
「魅音といたいからだよ。と言うか
結婚しよう!魅音!
「えっ?」
呆気に取られたらしく頭が混乱するのが見てわかる。
でも魅音はすぐに意味を理解してボンと湯気を上げた。
「けけけけけけけけけけけけけ」
「魅音。聞いてくれ。気絶してもいいからこれだけでも聞いてくれ」
そう言いと魅音は頭をブンブン振って意識をはっきりとさせた。
そして、冷静になったからだろう。目から涙を流していたのがわかった。
「俺は東京に行ってもここに帰ってくる。魅音、一緒にだ。
その時に、もう一度言うよ。その時に答えてくれないか?」
「うん・・・・・・うんっ」
「魅音一緒に東京に行こうな。勉強なら任せろよ」
「もう。いいシーンで勉強の話をしないでよ」
そんな軽口を叩くが今の魅音は本当に幸せそうだった。
顔は真っ赤で涙は止まる気配はない。でもそれがとても幸せに見えてしまう。
「でも婆っちゃとか許してくれるかな?」
「ああ。大丈夫さ。もし断られたとしても無理矢理にでも連れてくからな」
「ははは。それもいいかもね」
「次期頭首とか関係なしにだからな。俺は『魅音』を連れてくから」
「うん。期待してるよ。それまで浮気なんてしないでよね」
「するもんか!」
強引に言った後俺は魅音を自分の胸に埋めるように抱き寄せた。
もちろん魅音は驚きはしたが嫌だとは言わなかった。
「こんなに愛しくて可愛い子を手放すものか。魅音、俺にはお前しかいないんだ」
「け・・・けいちゃぁぁぁぁん!!!!」
魅音は嬉しそうに俺の胸に飛び込んで来た。
「うれしいよ。・・・・・けいちゃんにひつようにされるなんて・・・ぅくっ」
「馬鹿。魅音しかいないって前にも言ったろう?だから泣くなって」
「ごめん・・・・・むりなそうだんだよ・・・・・・わたしもけいちゃんしかいないんだもん」
「そっか。ありがとな」
やばいな。俺も少し潤んできたぜ。
涙を流しながら自分の気持ちを伝える魅音に俺は感動した。
初めてだった。不思議な気持ちだった。でも物凄く温かかった。
「魅音・・・・」
俺も涙を流す。嬉しくて嬉しくてたまらなかった。
魅音のおでこにキスをする。涙を拭ってやる。
そして、お互いに感動の涙を流しながらキスをする。


頑張って下さい。僕も応援します。


風がそう言ったように聞こえた。
羽入・・・・ありがとう。








翌日
「圭一!起きなさい!!外が凄いことになってるわよ」
今日は学校だと言うのにお袋はまるで俺に見せたいかのように俺をたたき起こした。
「なんだよ母さん。まだ起きる時間じゃないだろう?」
「いいから。外を見てみなさい!!」
布団を剥がされて一気に凍るように寒くなる。
さすがにここまでするのなら凄いことなのだろうと、眠っている脳を起こしながら自分の部屋の二階の窓から外を見た。
「なっ???!!!」
まるでバットで頭を殴られたかのような錯覚が・・・
目の前に映る光景に俺はなんと言ったらいいやら。
「なんじゃこりゃ~~~~~!!!!!!!」
すぐに一階に降りて魅音に電話をかけた。
早く、早く、早く・・・・
「はい、園崎『魅音か???』
「って圭ちゃん。朝から大きな声で騒がないで下さいよ☆」
詩音だった。そう詩音。だが今日に限って憎たらしい声がより一層憎たらしい。
「詩音!魅音はどうした????」
「ああ。お姉ですか?お姉なら朝一に古手神社に向かいましたよ」
「古手神社だと???」
「ええ。ところで圭ちゃん、外のことは知ってますね?」
思い出したくないし認めたくないが『はい』とトーンを低めに答えた。
「じゃあ古手神社で何があるかも想像がつきますよね?」
もうなるようになっちまえ。『はい』と返事をする。
「ではそのまま神社に来てくださいね☆ちなみに今日、学校は休校なので間違えないように♪」
大体わかっていた。だって外を見れば嫌でもわかる。
「さて、派手に散りに行くか」
ピンポーン
着替えようとした途端、インターホンがなった。
多分、いや確実に俺だと悟っていたので自分で出ることにした。
「おはようなのです、圭一」
そこにいたのは梨花ちゃんだった。私服姿の梨花ちゃんはこんな朝早くに俺に何の用だろうか?
「おはよう。どうしたんだ?俺の家にくるなんて」
「みー、昨日ラブラブな結婚宣言をした幸せな夫を見に来たのです」
梨花ちゃん・・・・あんた悪魔だ。
昨日のラブラブな・・・・・・待てよ・・・・・・
「梨花ちゃん。それを誰から?」
「圭一。僕には隠し事は出来ないのです。にぱー☆」
いた。犯人はここにいた。
「梨花ちゃん・・・・・いつからいた?」
「最初からなのです。階段を上がるところから夜まで抱きあったところまでなのです」
「全部じゃねぇかよ!!!!!」
「にぱにぱにぱー☆」
この後俺と魅音は二日間に続いて尋問の嵐を食らったのだった。
そして、今回の『前原圭一と園崎魅音、結婚パレード』は1ヶ月間続けられた。









何とか間に合いました^^:ハロウィンに出したら大変でしたよ。
久々の澪尽し、楽しんでいただけたでしょうか?なかなかレアだと言われる澪尽しss。
普通の人と比べて長さが違うので時間がかかるんです。結局見せかけだけなのですが^^:
遅くなってすいません。全ては自分のやる気の無さでしたm(_ _)m
そして、脱字誤字もすいませんorz
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感想

相も変わらず仲の良い、圭一さんと魅音さんの二人。
そして、小さな強かな黒梨花さん。
実に日常的です。

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Author:キラ
中二病の同人大好きな変態。アニメよりゲーム派。
07th作品はうみねこよりもひぐらし。
いまだに圭魅が大好き主張は変わらず。
創作活動は別館で進行中。

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