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クリスマスの夜 其の壱 デザイン

2007–12–19 (Wed) 23:36
ヒロさんのリクです。
クリスマスのネタなんですがクリスマスに間にあうか本当に微妙ですorz
久々に甘い設定でいこうと思います。あとつまらないギャグを混ぜながら(笑いが取れない
まとめてあげようと思いましたがこれだけ時間設定が違うので上げときます。
残りはまとめて。スピードあげてるけど間に合うかな?orz



12月とは私にとってそこまで深い関わりがある月ではない。
あるとすれば、それは来年の1月からだ。でもそれは去年までの話であって今年は違う。
「えへへ♪」
「何笑ってるんだ?」
「だって今年のクリスマスが楽しみで楽しみでしょうがないんだもん」
圭ちゃんと腕の組みながら私は喜びを実感した。
今までつまらなかったクリスマスが今年になって何十倍も楽しくなったからだ。
その理由はたくさんあるが、一番大きいのはやはり圭ちゃんの存在だった。
「そうか・・・今月がクリスマスか」
今気づいたように圭ちゃんは言う。でも表情はとても寂しそうだった。
何か、あったのかな・・・?
「圭ちゃん・・・クリスマスに何かあったの?」
「いや、何もない。だからこそ・・・嫌なんだな」
「・・・そっか」
何もなかったからその日に思い出は存在しない。あったのはいつもの日常。
だから圭ちゃんは寂しかったのだろう。
「でも・・・今年は楽しめるな」
しかし何かが吹っ切れたように圭ちゃんの声に覇気が戻った。
「そうだよ。今年は違うよ。なんたって部活メンバーがいるんだから」
「まあ、それもそうだけど」
「ふぇ・・・?」
不意に組んでいた手を握られて私は真っ赤になった。
さすがに私の心の準備が出来ていなかったので少々戸惑った。いや、かなり戸惑った。
「今年は可愛い彼女がいるからな」
「かかかかかか可愛い??!!」
「そうだぜ。お前、可愛いよ」
微笑みながら圭ちゃんは私の頭を撫でた。
圭ちゃん・・・それ反則だよ♪
不意打ちを食らって恥ずかしかったが決して悪い気持ちにはならなかった。むしろ嬉しくて嬉しくてしょうがなかった。



夕方の興宮は人通りが多い。
それは理由は単純。クリスマスが近いからである。
興宮は雛見沢に最も近い町だ。スーパーもあれば雑貨屋も豊富にある。
まあ東京などの大都市には全然敵わないがここらの住人には充分だった。
それで何でここにいるか?ということになるな。
クリスマスが1週間後に迫った今日、俺と魅音はクリスマスパーティーの準備のための買出しに来ていた。
普通ならこんなに早く来るものじゃないが念入りに準備するからと言うわけだ。
でもわからなくはない。やる場所が園崎家なのだから。
「魅音。ところで何を買いにきたんだ?」
「えっとね・・・メモメモっと」
後ろポケットを探る魅音。その仕草は女の子らしくて可愛い。
ついつい頬を染めてしまう自分がいる。
「あったあった。・・・?圭ちゃん、何か私の顔についてる?」
「あっ。いや、なんでもない。なんでもない」
「・・・?そう。ならいいけど」
危なかった。そんな言えるわけないだろう。

お前の可愛くて見とれちまったなんて。

「そ、それで。それには何が書いてあるんだ?」
調子を取り戻し俺はメモのことを促す。
「ああ。これ」
そう言って渡されたメモを見て絶句した。

『クリスマスセット』

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
これは何を差しているかまったくもって理解できなかった。
いや言葉はわかるんだが、具体的にどのようなものかはさっぱりだった。
「魅音。これは何を差しているんだ?」
「何って、『クリスマスセット』でしょ?それ以外に何があるの?」
「あ、いや。そう言うことじゃなくてこれは具体的にどんなものを差しているんだ?」
「だ・か・ら。『クリスマスセット』だって」
「・・・・・・・・・わかった」
訊いた俺がバカだった。この暗号らしきものは魅音にしかわからないみたい。
それに魅音と一緒に行動するんだ。次期に何を差してるからくらいわかるさ。
「それじゃあ、『クリスマスセット』を受け取りに行くよ」
・・・・・・・・・・・・そう言う意味だったのか。




単純に園崎系列の店でクリスマスの道具をまとめたものを取りにいくだけだった。
でも、こうもあっさりだと深く考えた自分が情けない気がした。
「でも意外に荷物がないな」
「まあ、ね。そこまで大きいものは必要ないからね。あってもクリスマスツリー以外だし前日くらいで済むしね」
「確かに。大きいものっていったらクリスマスツリーくらいだもんな。それ以外には普通に考えてないな」
「プレゼント」
おいおい。どこのお金持ちのパーティーだよ。
でも魅音、園崎家ならありえる。なんたって家があれだもんな。
「それにしても、なんでこの程度のことで俺を呼んだんだ?袋一つなら魅音一人でも大丈夫だろうに」
「えっ・・・あ・・・いや・・・その、ね」
その場でもじもじして言葉が続かないでいる。その姿は可愛すぎる。
ここにレナがいたら一目散に誘拐お持ち帰りされていただろう。
まあ、俺の愛しい魅音にそんなことをさせないが、な。
「あの・・・・・・から」
「ん・・・?悪い。よく聞こえなかった」
「//////~~~だ、だから・・・・・・い・・・から」
「魅音」
もう抱きたい衝動に耐えられなくなり真っ赤になった魅音を思い切り抱きしめた。
ここは人通りでこの時間帯はたくさん通るところだがそんなものは関係なかった。
ただ魅音が愛しいから思いっきり抱きしめただけだ。
「しっかりと言ってくれ。笑ったりしないし嫌いになるわけでもない」
「圭ちゃん・・・」
「それに、俺と魅音は恋人だろう?」
「/////////~~~~~~っ!!!!」
トマトみたいに魅音の顔は真っ赤になった。
そこまで恥ずかしいことなのかよくわからない。でも魅音は恥ずかしがり屋だから。
女の子の自覚が無くそれをうまく受け入れない魅音だ。わからなくもない。でもそこが魅音の女の子らしいところだと俺は思ってる。
「け、圭ちゃん・・・・・・あぅ」
俺の顔を見て魅音は目を逸らした。
こんな仕草が可愛いんだよな、と思いながらもう一度思いっきり抱きしめた。
「魅音。なんで俺を呼んでくれたんだ?」
「そ、それは・・・あの・・・」
もしかしたら余計に言いにくくしちまった?
少し後悔した。でもそれは詭弁だった。
「圭ちゃんと・・・一緒に・・・・・・いた・・・かった、から」
「・・・魅音」
もう可愛いとかそんなレベルじゃない。なんと言ったらいいか言葉にすることができないほど可愛い過ぎる。
しかも上目遣いと涙目とは・・・知らないでやっているから余計にその破壊力が増す。
もう、こうなったら力の限り壊しちまうくらいに抱きしめる。それにしかできない。
「け、圭ちゃん・・・く、苦しい」
「悪い。でもこうさせてくれ」
これが俺のできる唯一の愛情表現。
苦しいとわかっていてもどうしてもこうしなくては申し訳無いし俺自身耐え切れない。
でもさすがに苦しそうだな。
「ふぇっ・・・」
少し力を抜いてやる。そして、謝罪の意味で頬にキスをした。
もちろん魅音は呆気を取られたようで戻り始めた顔がまた赤く戻っていった。
相変わらず可愛いやつだ。見てて飽きない。
「ごめんな。俺の身勝手で。苦しかっただろう?」
「そ、そこまで・・・気に・・・してない・・・けど・・・」
「・・・み、みお」
そこで俺の言葉は魅音に飲み込まれた。
両手で俺の顔を抑えて思い切って飛び込むように口付けを交わされた。
「キスは・・・ちゃんと口で・・・してもらいたいな・・・なんて」
こ、こいつ・・・!
俺を殺すような可愛いことを言い出した魅音に俺の何かが切れた。
多分、結界を押さえ込む線だ。
「俺も・・・馬鹿だな。こんなに可愛い女の子の心を理解できないなんて」
「け、圭ちゃん・・・」
「魅音。愛してるぜ。ずっとずっと」
「圭ちゃん・・・私も。愛してる」
その後、お互いに愛を確かめるように口付けを交わし続けた。
その時、通行人の視線がマシンガンのよう差してきたが俺たちの固有結界『永遠の愛(仮)』でそれを防ぎつづけた。




それかまもなく私は帰宅した。
途中の別れ道で悲しいけどお別れしなくちゃいけなかったから帰ってきたのは一人で。
本当なら園崎家まで圭ちゃんと一緒にいたかったがそうも言ってられない。何故なら圭ちゃんの家は今、修羅場と化しているからである。
クリスマス。私たちはのん気にパーティーをするが圭ちゃんの家族、特にお父さんはそんな余裕が無いらしい。
圭ちゃんのお父さんは今、クリスマスの時に出展する絵を全力で書いているらしい。しかもそれがどうもかなり大きな会場でだとか。
それで圭ちゃんはその手伝い。1ヶ月前からずっとやっている。そのせいであまり会う時間は少ない。
正直に言うと、とても悲しいのだが仕方ない。私のわがままで圭ちゃんに迷惑を掛けるわけにもいかないし。
「はぁ・・・虚しいな」
ふとそんな言葉が漏れた。今の私の本心だろう。
でもこんなに状況でもできることがあった。
「さてと、やるか」
体を起こして部屋を見渡す。特に、意味は無い。ただ落ち着くだけだ。
そして、引き出しにあったものを取り出した。
「あと少しだね」
それを広げる。普通より長いがもう少し長くした方がいいと思い編み始める。
頭に浮かぶのはこれを受け取ってくれる圭ちゃん。
きっと喜んでくれる。ううん喜ぶに決まってる。
それで私を・・・//////。
よからぬ想像をしてしまい頬を真っ赤に染めた。
まあ誰もいないのが不幸中の幸い。
「あらあら。マフラーとはお姉らしいですね」
じゃなかった。
「うわああぁぁぁ!!!!で~~~~~た~~~~~!!!!!」
「失礼な。人を幽霊みたいに扱わないでください。これでもお姉とは違うんですよ?」
「どういう意味だ!!!」
「そのままの意味ですが、何か?☆」
よりにもよってこいつが来るとは・・・最悪だ。
詩音がなんでこんなところにいたのかが気になるが、まあとにかくよいことは起きないというのは確定だな。
「なんですか、人を邪魔者みたいに見る目は?」
と鬼のような殺気をまとってくる詩音。って何ちゃっかりスタンガンを構えてるのさ??!!
「そ、そんなんじゃないよ!!あたしはただ圭ちゃんの」
って私も何言ってるんだ!!!
すぐさま両手で口を塞ぐが時すでに遅し。詩音はニヤリと不敵な笑みを浮かべた。
「へぇ~、圭ちゃんをねぇ~。お姉の頭には四六時中圭ちゃんですか」
「ち、違う!!違う!!そんなわけじゃないって」
「ふぅ~ん。それは可哀想ですね。圭ちゃんの頭にはお姉しかないのに」
本当っ!!!???
「嘘です☆」
こ、こいつっ!!
爽やかな太陽みたいな笑顔で詩音は言った。そんなことをされた私の方はカチッと来たがスタンガンvs空気投げじゃ相手に勝負が見えていた。
「まあ、お姉のからかい遊びはここまでにしておきましょう。ところで圭ちゃんのクリスマスプレゼントはマフラーですか?」
「あっ、うん。やっぱりプレゼントはこういうものがいいかな、って思ってね」
「へぇーお姉にしては考えましたね」
「それ、どういう意味さ?」
「そのまんまの意味です☆」
またカチッと来た。でも抑えよう。
だけど詩音の言うことは最もかもしれない。多分、やる気なしだったら適当に買ってきたものを渡すだけだろう。私はそう言う性格だからなんとなく自分で想像がつく。
でも今は違う。愛しの圭ちゃん☆のために頑張ってマフラーを作っている。
ちゃんとやる気ありということだ。
「それで、そのマフラーとはどんなものなのか見せてくれませんか?」
「え~~~!!何でさ」
「お姉の場合、単純すぎますから面白味が無いんですよ。ですから私が見てアドバイスしてあげようと言う考えです」
「う・・・単純過ぎるというのは痛い」
言い訳ができない私に詩音は呆れて溜息をついた。
でも事実。自分には女の子らしい部分はほとんどないしデザインなどの女の子向きのことは苦手。その事実がどうしても私に重くのしかかる。
「まあまあ。そんな気を落とさないで。お姉の考え、すぐ顔に出るんだから」
苦笑いを浮かべなら詩音は私の編んだマフラーを取る。
「そう言えば、お姉は裁縫が得意じゃありませんでしたっけ?」
「得意というか。できる、と言ったほうがあってる気がするけど」
「ふむふむ。縫い方は中々ですね。丁寧で綺麗に仕上がってます」
詩音の目は真剣だった。
人のものだから普通そうなのだが、それとは別に細かい。まるで専門家みたいに丁寧に見ていく。
「だけど・・・やっぱり足りないですね」
「やっぱり、って。何が?」
「だから、面白味ですよ」
呆れたように詩音は私を指差す。
どうやら詩音にとって予想通りだったらしいがどうも不服らしい。それほど工夫が無かったということだろう。つくづく自分のデザインの無さに自己嫌悪してしまった。
「でも、それ以外はいいですね。さすが次期頭首です」
「まあ、色々学ばされたもん。やってるうちに嫌でも上手くなっちゃうって」
詩音は、そうですね、と相槌を打つとマフラーを私に渡した。
「とりあえず、指南してあげましょう。なーに簡単なことですから問題ありませんよ」
「あっ、うん」
パーティーは目の前まで迫っていた。



続く
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中二病の同人大好きな変態。アニメよりゲーム派。
07th作品はうみねこよりもひぐらし。
いまだに圭魅が大好き主張は変わらず。
創作活動は別館で進行中。

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