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恋 最終話裏

2007–05–28 (Mon) 21:40
ここで裏も最終話です。
魅音視点ですので話は変わってません。
まとめただけで編集はしてません。

「ところでさ、圭ちゃん夕飯、何がいい?」
圭ちゃんの家ではカップラーメンしかないということで私は材料を調達をするために家に戻った。
だけど、もたもたしていられない。
家に圭ちゃんを連れていることを見られたら大変なことになるはずだ。
私は半分急ぎながら台所を探した。
だが色々とあるので、夕飯が定まらない。
そこで私は圭ちゃんに聞いてみた。
「ところでさ、圭ちゃん夕飯、何がいい?」
きっと圭ちゃんならいい夕飯をひらめいてくれると思った。
「そうだな・・・・・なんでもいいな。魅音の作るものは何でも上手い!!!」
だが予想外の言葉に私はうれしくなってしまった。
「ふぇ・・・・あ・・ありがとう」
「ほうほう、なかなかいい関係じゃないか」
そのとき圭ちゃんの後ろから声がした。
この聞き覚えのある声はまさか?
「今日は二人で夕飯の相談かい?」
「お・・お・・お母さん?!!!」
私は予想外の人に驚いた。
お母さんは頻繁に家に来る人だが、今日に限って
私も運がないと思った。
「なんだいその反応は!!圭一君からもなんか言ってやりなよ」
そこでなぜか圭ちゃんへと話し手を変えた。
圭ちゃんはそれを笑って誤魔化した。
まあ、当然の反応である。
「ところで、馬鹿娘。これはいったいどういうことだい?」
そう言うとお母さんは私に飛びついてきた。
そしてあっという間に掴まった。
「きゃ~~~、何お母さん、いきなり」
「いいから、ちょっと来な」
私は圭ちゃんを残し、お母さんに連行された。


「それで?包み隠さず話してもらうよ」
私は鬼(お母さん)に睨まれながら包み隠さず話した。
「なるほど、それで圭一君のために夕飯を作ってあげると言うことか」
「はい、そうです」
私は鬼(お母さん)への恐怖からか知らないうちに敬語になっていた。
「それで、あんたはもう圭一君に告白したのかい?」
「ううん、まだ」
「はぁ~~、いい加減にしなよ」
「すいません」
なんだこの会話。そう思いものすごく悲しい気がした。
「そう言えば、圭一君の家族はあさって帰ってくるんだっけ?」
・・・・?
「なら魅音これはチャンスだよ」
「お母さん?・・・・何・・・考えた・・・・?」
一瞬、寒気を感じた。これは・・・・不吉な予感が・・・
「魅音、圭一君の両親が帰ってくるまで家に帰ってきちゃダメ。
二日間、圭一君にに世話になってもらいな」
私の直感は当たっていた。


私はそれから荷物をまとめるように言われ、自分の部屋にいた。
「急ぎな、圭一君待ちくたびれてるよ」
そう言われ自然と手が早く動く。
うう~~、これじゃあ、まるで花嫁修業じゃない。
って何考えてるんだ私は。
そして荷物をまとめた私は急ぎ足で部屋を出た。
「魅音、頑張ってきな!!!」
走っているとき、お母さんの応援する声が聞こえたような、聞こえなかったような・・・・
私はそんなことをお構いなしで外へ向かった。


家に着くころ、外は真っ暗な闇に包まれていた。
私は早く圭ちゃんにご飯を食べてもらいたいと張り切っていた。
そこで私は圭ちゃんに荷物のことを任せた。
そして私は材料を持って台所へと向かった。
台所はとても綺麗に整頓されていた。
さすが圭ちゃんのお母さん、一部の隙もない。
私はそんな台所に着いて、さらにやる気が出た。
そして私は久しぶりにその気になって料理を始めた。


「ふぁー食った食った」
「ははは、そうだね。私も食べ過ぎちゃった」
今日の夕飯は思いのほか作りすぎてしまった。
途中、私はギブアップしかけたが、圭ちゃんがおいしそうに食べるので私もつられてたくさん食べた。
「それにしてもあんな量よく食べきれたね」
「当然だろ、魅音の料理を残すなんて言語道断だぜ」
その言葉がとてもうれしくて、私は照れた。
「次も楽しみにしてるぜ」
そう言って圭ちゃんは魅音の頭を優しく撫でてくれた。
私は次もと、今からやる気を出した。


皿洗いのあと私たちは話しに花を咲かせていた。
しかし、そんなことと共に一つのことに焦りを感じていた。
それは告白のことだ。
私自身、こんなにいいシチュエーションなんてないと思っている。
ここなら誰にも邪魔されずしっかりと言える。
だけど、勇気が出なかった。
拒絶されるのが怖かったからだ。
もし圭ちゃんに断られたら、私はもう人としては生きていけず鬼になるだけ。
それがとても怖かった。
ねえ圭ちゃん、あなたは私のこと、どう思ってるの?
心の中で私は圭ちゃんに聞くが当然答えなど返ってこなかった。
その代わり返ってきたのは平凡な答え。
「悪い魅音、少し寝るは。先に風呂入っていいぞ」
「わかった。上がったら起こしてあげるね」
そう言い終わると圭ちゃんはすぐに夢の中に入っていた。


私は圭ちゃんに言われた通り風呂に入っていた。
圭ちゃんもお疲れで寝ちゃったしね。
ここでは誰もいないののでゆっくりと考えることが出来る。
そして私はさっきのことを真剣に考え始めた。
私は圭ちゃんが好き
だけど圭ちゃんはどうか知らない
もしかしたら、好きかもしれない
でもそうではないかもしれない
もう~わけがわからなくなってきた。
もういい、また今度
と思った時一つの出来事を思い出した。

それは7月に入る前
「お姉、今日もダメでしたか」
「だからあんなことで言うなんて不可能だよ」
私はいつものように失敗談を話している時だった。
「はぁ~そんなんじゃ一生告白なんて無理ですよ」
いつものように詩音にグチグチ言われていた時の事であった。
私は一つの失言をしてしまった。
「大丈夫大丈夫、圭ちゃんは消えたりなんかしないよ」
「消えたり・・・・・しないですって」
その一言が詩音の怒りに触れてしまった。
「ふざけないでください!!お姉!!!」
「えっ?どうしたの?」
「消えたりしないって言う確信があるんですか?そうじゃないなら簡単にそんなこと言わないでください!!!」
「詩音・・・・・・」
「消えてからじゃ・・・・・・遅いんですよ?」
詩音には悟史がいた。
だけど悟史は姿を消してしまった。
一瞬の内に、きれいさっぱりと。
「ごめんね・・・・詩音」
詩音は悟史が好きだった。
でもそんなことを伝えられずに消えてしまった。
それが・・・・どれだけ辛いことか、詩音は知っている。
「お姉・・・・次、そんなこと言ったらたたじゃすみませんよ」


そこで私は気づいた。
消えたらもう遅い
言えなかったことを絶対後悔する
そんなことに比べたら私が恐れていることの方が全然軽い気がした。
それに今日の圭ちゃんとの一日で自信がついた。
もう逃げない。私は圭ちゃんに"好き"だって言うんだ。
私は決意と共に風呂を上がって圭ちゃんの元へ向かった。

圭ちゃんは相変わらず寝ていた。
よし起こそう
「圭ちゃん、起きて」
その声で圭ちゃんは目を覚ました。
「やっと起きたの?まったく」 
「そんなに寝てたか?」
ずっと寝ていたことに少し不満を覚えた。
圭ちゃんは少し申し訳ないと思ったのか、顔にそれが出ていた。
「あははははは、ウソウソ、私は上がったばかり」
「魅音・・・・てめえ騙した!!!」
私に目掛けて圭ちゃんは飛び掛てきた。
「ちょちょ・・・ちょっと」
しかし、圭ちゃんは足を滑らせて私に向かって倒れてきた。
『・・・・・・・・・』
今の状態は圭ちゃんが私を押し倒した体制でいる。
しかも顔が近い。少し動かしたらが唇が当たってしまいそうな・・・・
まるでラブコメのワンシーンみたいな気がした。
「・・・・・・・圭ちゃん」
私はボッとしている圭ちゃんを呼んだ。
「・・・・・あ・・・ああ悪い。今退く」
私は退こうとする圭ちゃんを止めるように服を掴んだ。
今しかない。
私は覚悟を決めた。
「いや・・・そうじゃなくて・・・」
「魅音・・・・?」
「ねえ、聞いて圭ちゃん」
私は圭ちゃんの目をしっかり見た。
圭ちゃんは静かに頷いた。
「私ね、今日はとっても楽しかった。こんなに楽しいのは初めてで、まだ私はその影響が残ってる」
「ああ、俺もだぜ」
圭ちゃんは優しくそれに答えた。
圭ちゃんの答えは私にとってもうれしかった。
「だけどね、それでもずっと心に引っかかってたことがあったの」
「・・・・・・・」
「本当はずっとやりたかった。でも私は臆病だからそのことからずっと逃げてきた」
「・・・・・・・・・・」
「でも今日、圭ちゃんのおかげで決心がついた。だから聞いて」
そして、大切な一言を言うために私は勇気を振り絞った。
「私は圭ちゃんのことがずっと好きでした。ずっとずっと好きでした」
ついに言えた。
今の私の心はその達成感が広がっていく。
「魅・・・音・・・・」
「だから私と付き合ってください!!!」
全て言いたいことは言った。
もう悔いはなかった。
覚悟も出来ていた。
私は心が壊れないように備えた。
「はぁ~、そう言うことを言うのは男のセリフだろ」
そう言うと圭ちゃんは強い力で私を抱きしめた。
「俺も魅音のことが好きだった。前から好きだった。だから、俺とも付き合ってくれ」
「うん・・・・うん・・・」
それからうれしさのあまり圭ちゃんの胸の中で泣いた。
圭ちゃんは私をやさしく見守ってくれていた。




「それにしても圭ちゃんが私のこと好きだなんて思ってもみなかったよ」
「俺だってそうだった。でも過ぎたことはもういいじゃんか」
今の私はうれしさだけが心を包んでいた。
「魅音、ありがとな」
「えっ?」
私は予想外の言葉に驚いた。
「俺の話も聞いてくれないか?」
私はそのことに耳を傾けた。
「俺は、怖かったんだ。自分の気持ちを伝えて何かが壊れてしまいそうで怖かったんだ。だから俺も・・・・・ずっと言えなかった」
「圭ちゃん・・・・」
「でも魅音のおかげで目がさめた。そんなこと恐れる必要なんかなかったんだ」
圭ちゃんは私の目をしっかり見てきた。
私も目を見返してた。
「ありがとうな、魅音。そしてこれからもよろしくな」
「うん・・・こちらこそよろしくね」
そして私たちは互いの気持ちを確かめるために口づけを交わした
私の願いが叶った瞬間だった。


あなたに会えて私は良かった

あなたとともに居られて私は幸せ

でも、これからはあなたと二人で愛しあっていこう


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中二病の同人大好きな変態。アニメよりゲーム派。
07th作品はうみねこよりもひぐらし。
いまだに圭魅が大好き主張は変わらず。
創作活動は別館で進行中。

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