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雨のち愛情

2008–06–22 (Sun) 23:38
雨のち愛の続きでいちはちです。

18歳未満、性的表現が苦手な方は閲覧しないでくださいッ!!!



影が一つ。小さくて弱々しい影がもう一つ。
揺れる回る歩く走る逃げる笑う泣く得る失う増える減る合う間違う近づく離れる。
全てが影の動作。その一つ一つは咲き誇る花畑よりも華麗な色を放つ。
彩りは失わず汚れも落ちない。それでも影は動き回る。
棘があるから薔薇は美しい。汚れもあるからこそ美しいものもあるだろう。
一面真っ白な雪も汚れた服には勝てないこともある。
外見だけで影はわからない。真の理解は中身から始まるもの。




「んっ……んん」
眠れなくなったのか目を覚ました。眩しいと感じなかったことからまだ朝になっていないのだろうなと感じていた。
不意に視線を感じ恐る恐る感じた隣を見た。
「「……………」」
隣には俺の顔を見ていた魅音がいた。
魅音は俺のことに気づくとすぐさまかけていたタオルケットに顔を隠した。見つかったことが恥ずかしかったのだろう。
「ずっと……見てたのか?」
こくんと頷く頭が見えた。魅音に見られた。そう思ってしまうとすぐに恥ずかしくなり顔が熱くなった。
「~~~そ、そうか」
情けないと思うのと同時に知らなくてもいいことなのに何故この時間にと起きてしまったことに後悔をした。
魅音は顔を隠したまま「圭ちゃん」と弱々しく呼んだ。
「……な、なんだよ…」
「その………えっと…ごめん」
ぷしゅなんて音が聞こえた。予想から頭から湯気が立っているように思った。
魅音はいぜんに顔を隠したままだ。俺は隠さないのに魅音は隠していることに少し不服だった。だから。
「え…?だ、ダメェェェェェーーーーーーーー!!!!!!」
強引にタオルケットを剥ぎ取った。
「……………は?」
瞬間、世界が凍るような錯覚に陥った。
「ぅぅぅ~~~~。バカァァァ~~~~~」
後悔、とは違うが間違ったことをしたと理解したのは正確な時間にして3秒。俺の体感時間からは分単位に感じた。
その衝撃と共に眠る直前までのことを思い出し今更ながら不謹慎で恥ずかしいことをしていたのだなと実感した。
「…………ぅ」
「何がぅ、よ。もう恥ずかしいんだからね、バカ!」
魅音は露になった体を隠しながら俺に怒りを表す。しかしそんなことを言われても起きてしまったことはどうしようもないわけだった。
「わ、わりぃ。その……すっかり、忘れてた」
「もう!エッチ」
恥ずかしくなっているのは俺もだ。自分の体を見せることには反論がないのだが魅音を見てると何故か恥ずかしい。見られていると感じているからか、それとも自分の体に自身がないからか。
「悪かったって。ほら」
罪悪感を感じながら剥ぎ取ってしまったタオルケットを渡した。魅音は怒った素振りを崩さず取った。
やっぱり悪かったなと思うがとっくのとうに遅い。やはり女の子の肌を見たことは罪深いなと感じた。
「「……………」」
だからだろう。魅音の一つ一つの仕草に目を奪われてしまう。最小限の動きで自分の体を見せないようにするその動きは絵になりそうなほど美しい。魅音を好きになったから気づいたではない。ただ単に魅音の美しさに目を逸らしていた。
「け、圭ちゃん……そんなに、見つめられると」
その声で我に帰り背中を向けた。きっと俺の顔は真っ赤で今魅音を見たら何をするかわかったものではない。
自分のすることが怖いわけではない。ただ、傷つけることが怖かった。守るといったくせに自分が傷つけたら話になるわけがない。
「その……な。……な、何か……着るか?」
自分の声が動揺しているのは魅音から聞いたら丸分かりだ。しかし一応これを訊いておかないと。
「え……?…あ、その……えっと…」
混乱しているのは見て取れる。ここは何も言わずに着るものを渡した方がよかったと思った。が、
「い……いい、や」
少々抵抗を持ちながらとんでもないことを言い出した。
「……………………は?」
さっきよりも強烈かつ可愛すぎる声。
今思い知った。魅音はこんなに可愛かったんだ。それを知らなかっただけだったんだ、と。
「……………」
しかし同時にそれは怒りの対象にもなる。知らなかった、気づかなかった。
俺にとってはどうでもよかったことなのだが魅音を傷つけたかは話が別だ。いやどうでもよかったわけなんてない。多分…俺は…。
「け、圭ちゃん……なんだか、怖い顔してるよ」
魅音は俺を恐れている。そりゃあそうだ。久々にプチってきた。
自分の不甲斐なさ。まさかここまでデリカシーがないなんて。
俺自身、人に気持ちに鈍感だからだろうがそれでも魅音が泣いていたことに気づけなかったことは最低だ。
だけど…本当は知っていたかもしれない。
……しかしそうなら…俺は……どれだけ。
「魅音、一つだけ。一つだけ訊くぞ」
きっと、今までにないほどの決意をこれから作ることになる。そして答えによっては俺はもう…終わりだ。
そうわかっているのに頬が緩みそうになる。心の奥で答えを予測し百発百中のイメージが俺の中で完成していた。
こんなことは無駄だが、意味のないことも時には意味がある。今がそれだ。
「俺を好きになってよかったのか?」
「うん。よかった」
1秒未満の時間により即答。魅音もわかっていたことだった。
確信というよりも信頼が強かった。きっと何度も何度もこのことを質問しても変わらないだろう。だから、意味のないことも時には意味がある。
「そう言えば圭ちゃん。私の背中のこと知ってる?」
悲しそうに、しかし決意がこもった声で魅音は俺を見ている。これも魅音なりの決意だったことは大体わかった。
少し肩が震えている。抱き締めてやりたいが想いを殺し首を横に振った。
「そっか。……じゃあ、教えないとね」
恐れ。恐怖が魅音を包んでいる。肩は震え声にも力がない。そして儚い夢のように消えてしまいそうだ。
失いたくないと思ってしまう。離したくない。そして、もっといっしょにいたい。
「怖がってもいいから。私は、慣れてるから」
そう言うと、恐れを殺しながら背中をむいた。
「………………」
関心がなかったと言えば嘘になる。
背中の刺青は本当の鬼。「桃太郎」とか皆がよく知るあの優しい鬼の顔じゃなく恐ろしい姿。いやこれが言い伝えにより鬼の形なのだろう。
しかし、感想を言おうにも何も思い浮かばない。ただ気持ちを言うなら「それが」と受け流す言葉が相応しいだろう。
「………どう?」
魅音は苦しんでいるのだろう。しかし儚い夢のようで消えてしまうとまだ思えてしまう背中姿を見るほうが魅音の苦しみを理解するよりも辛い。
「バカじゃないのかお前」
なんとも空気が読めない感想を口に出した。だがそう言ってやるのがいい薬だろう。
「な…っ!!!ば、バカってなによ!!!!!」
「バカはバカだ。魅音、お前こんなことにびびってるのかよ」
「ななっ!!!びびってちゃダメなの。こんな姿を見たら普通―――」
「普通はびびる、なんて思うなよ。俺から見たらこんなことは序の口だぜ」
「でもでもでも。…でも………こんな…背中―――」
女の子の気持ちはまだ理解できない。でもわからなくても俺に出来ることはわかっていた。
今目の前にで苦しみに耐えられなくなり涙を流す魅音をどうしたらいいかはわかっているつもりでいる。
「魅音…こっち向いて」
「いやっ!!!……いや」
顔を見られたくないと顔を隠す魅音。背中の刺青は魅音にとっては過去になっているのはわかる。
しかしそれ以上にこの顔を見られるのが嫌なのだろうが放ってはおけないし、第一、
「向いてくれ。じゃないと苦しみからお前を守れないだろう?」
守ると決めたんだから守り通さないと。
「………………」
「魅音。俺はお前が好きだ。だから俺は守らなくちゃいけないんだ」
そこで魅音は吹っ切れた。こくん頷きゆっくりと俺に顔を向けた。
この顔でわかった。魅音は苦しんでいるのではなく苦しみ続けている。色々な十字架を掲げながらこいつは苦しみに苦しみつづけそれを殺そうと努め自分を壊してしまっているんだ。
だから守る。壊れてしまわないように。苦しみを安らぎや幸せに帰るためにも守る。
「魅音……」
唇を奪う。魅音は拒もうとせずに目瞼を閉じる。
優しい気持ちになっていく。癒しと幸せが同時にやってくる。キスから体験できる不思議な感情。
そこから、もっとしたいと感じる。純粋にキスをしたい。そう感じてしまった。
「んんっ…んっ………はっ」
魅音の髪を撫でながら何度もキスを繰り返した。サラサラと逃げていく髪が心地いい。
唇の柔らかさを感じながら身体が熱くなってくる。
もっともっと感じたい。そう思う気持ちが次第に強くなっていく。
「んっ……圭ちゃん…んんっ」
繊細で大胆。そして気持ちが高ぶる。
抑えたくても抑えられない感情。魅音と言う名の女の子を感じたいと思う性欲。俺のものにしたいと奪いたくなる征服感。
どれも純粋で間違えれば何色にも染まる白いカタチ。
もう充電も出来ている。不謹慎だってこともわかっているし魅音がやらないかもしれないともわかっている。
だけど…欲しい。魅音を、染めるに染めて幸せを与えたい。
性欲と好意。それだけあれば何者にも変わることはない。そんな気がした。
「んん…ん、魅音」
壊れないように優しく抱き締めながら俺は魅音を押し倒した。
ここからは言葉での解決は望めない。魅音には権力がなくなる。俺がどうするかで全てが決まってしまうことになるであろう。
魅音の髪を撫でる。くすぐったそうに目を瞑り圭ちゃんと呼びかけてくる。それだけでどれだけ俺は魅音を思ってしまい抑える時間が減っていくかは自分が一番分かっている。
頬に最後の口付けをする。もうこうなってしまったら戻れない。
もう一度魅音の髪を撫でた。髪の香りが鼻腔を擽り時間らしい時間が消えていくのがわかる。
思考も少しずつ閉じていき余分な理性もカットされていく。刻一刻と欲望が俺を侵略していく中、始める合図を俺は言葉にした。
「魅音、好きだ」
「うん。私も」
そして、キスをした。お互いに言葉いらない。ただ必要なものは愛情だけだった。




「んんっ…はっ…ふぁ…ぁっ」
声が甘い蜜のようだ。聴覚から伝わる声が確実に脳を揺さ振ってくる。機能性の問題ではなく機動性が一瞬消えるような錯覚。意識が途切れたり途切れなかったりと生死を彷徨うようだ。
身体も熱いを超えて自分が火になった気分だ。触れるごとに火傷しそうな体温が季節を夏だと忘れさせていく。その代わりに季節とは別の火の中をイメージさせた。
やはり思い浮かぶのは火。感情の爆発が胸のざわめきと火を生み出したのだろう。
「っ…あっ…はっ…いっ…圭ちゃん、それ…痛い」
「悪い。なるべく優しくできるように努力する」
乳房を触る手が止まらなくなりそうだ。マショマロを触るに近いが少し違う感触。
ただ触るごとに手のひらが気持ちいい。女の子の乳房ってこんなに気持ちいいんだと感動してしまう。
しかし性欲任せに力強く鷲掴みなんてしたら痛いに決まっていた。さっきの痛いの原因はそれだ。
その点を反省して最初にした優しく揉むを繰り返していった。
「んん…ふぁ…は、恥ずかしい…ぁ……ぁぁ…圭ちゃん、恥ずかしっ!」
「気にするな。俺だけしかいないから恥ずかしがらなくてもいいんだぜ」
「あっ……んんぁ…そう…じゃなくて…んんんっ」
気持ちいいのかどうかは定かではないが声を必死に殺しながら乱れていく。
呼吸は熱く激しい。身体も熱い。そして声も熱すぎる。
何を思っているかわからない。だから少しからかおうなんて魔が差した。
「魅音気持ちいいのか? すごいいやらしい顔してるぜ」
「あっ…はぁん…そんな…んじゃ」
「本当か? すごく気持ち良さそうな声が隠せてないぜ。それに本当にいやらしい顔してるじゃないか。魅音は変態だったか」
口先の魔術師の名は伊達ではない。その気になれば口だけで興奮を最高潮に達することも出来ると思うがそれでは面白くないと思った。
「それともなんだ。魅音は家でオナニーでもしてるのかな~? でも変態な年頃だからそれもありだな」
「あっ、あっ……ひゃっ!!!…ちがっ……ああっ…ダメっ!!!そこは、ダメ」
言葉を囮にし、魅音の股間を撫でた。すでに熱い蜜が流れ出していた股間はドロドロと濡れ輝きを放つ愛液に染まっていた。
「ふむふむ。興奮しすぎて漏らしちゃったか。まっ、仕方ないか」
「ああっ…ちがぅ…違う、の…んんぁ…ぁっ…ひゃっ!」
言葉で責めるのも次第に面白いと感じてきた。はっきり言うと俺の言葉を必死に否定する魅音の表情は快感だ。
マンガや小説などでもこんな展開がよくあって読んだりしている俺にはそれがどんなものなんか理解できずにいたが今はその意味がわかる。
目尻に涙をためながら魅音は必死に首を横に振り声を殺している。ただそれが崩れるのも時間の問題だった。
「んんっ…ああぁっ!!!そこ、は……ふぁっ!…や、やめ」
「ここがクリトリスだな。気持ち良さそうに声を上げる魅音、すげえ可愛かったぜ」
耳もとで囁きかける。いやっ、という声には力がなく熱い息が耳を擽った。
一つ一つの動作が甘い蜜のようで少しずつ理性が消えかけていく。
もっと聞きたい。もっとみたい、と思うのが強くなっていく。全て奪うのがもったいないと思ってしまう自分もその想いに負けて消えていってしまうのがわかる。
身体や理性が自分でないみたいだ。ゆっくりと登ってくる理性を奪う誘惑に俺は早く早くと促していた。
理性なんて消えてしまえ。魅音をもっと感じさせて満足したい。
「ひゃぅ…あぁっ、あっ…んぁっ…んんんあ」
自分の指が自分とは思えないほど熱い。愛液が指を汚しそのまま手のひらに落ちてくる。どろっっとしたその液は感じていることを意味していることぐらいは知っているつもりだ。
感じているんだ。そう考えると肉棒が痛い。胸が熱くて苦しくなる。
何もかも虜になりそうだ。こんなことは不謹慎だというのに、それでももっともっとしたいと思ってしまう。
抑えられない波が確実に魅音を快感から絶頂に導いている。そうだと、確信して言える。その、わけは、
「ふぁっ…け、圭ちゃん……あぁっ…なんか、へん…なの…あぁっ」
「魅音…イクのか? イッちゃうのか??」
「わからない…わからないッ!!……でも…あっ……なんだか、わからない、けど…あぁっ……奥から…何か…んんっあっ」
魅音の身体は確実に快感に侵略されている。イクとなるとそれは魅音自身が快感を受け入れることだ。
苦しそうに。でも受け入れるように魅音は体を浮かす。
「んんぁっ…あぁっ…ああぁっん……あああぁっ……くる…ふあっ…ぅっあ…ぁぁぁぁあああぁっ」
声と共に愛液が漏れる秘所が一気に締め付けられる。一瞬だけだが指が千切れそうだった。
イッたんだな。予想よりもすごかったな。
百聞は一軒にしかずとはこのことだ。自分がイかせたと考えると胸に温かい喜びが広がる。
それと同時に下半身が痛い。勃起してしまった俺のモノは早く入りたいと訴えてくる。
魅音の膣に入りたい。
そう思わずにいられない。早く早くと俺も急かされ自分を抑えられない。
「ぁ……圭ちゃん」
魅音の目は焦点が定まっていなかった。初めての感覚だったのか。または強すぎたのか。
どちらにせよこのままやってはいけないと、最後の足掻きにモノを握り亀頭を秘所にあてがった。
「ぁん……」
いやらしい声が頭に響く。もうおかしくなりそうだ。
「魅音…いいか?」
「………ぃ……ぃぃ…っ、て?」
はっきりしない思考が確実に理性を奪っていく。最後の砦は少しずつ追い詰められていくのはわかっている。だからまだ耐えなくては。
「魅音の中に入りたい…一つになりたいんだ」
魅音がそれをどう受け止めるかはわからない。
魅音は女の子だ。こんなことをされて引くことだってありえる。それにこれからすることは痛いって聞くし、肉棒が自分の中に入ってくるなんて考えるだけで怖いだろう。
繊細である魅音にはこれがどれだけキツイかなんて男の俺にはわからない。それでも…。
「魅音……っ!」
理性が溶けていく。もう…抑えられない。
「あぁっん……」
気がつくと魅音の秘裂に自分のモノを擦らせていた。それがすごい気持ちよくて手が止まらなくなる。
入りたい。早く一つになりたい。気持ちよくなりたい。
幻聴までもが聞こえてしまう。苦笑いしてしまいたいがどうにも笑えず亀頭からの我慢汁の熱に身体がより熱くなった。
まさかここまで意思が弱いなんてな。
皮肉を言うのもこれで最後。耐え切れない性欲を奥歯で歯止めし、
「いくぞ、魅音」
抑えられない。俺はそう思い亀頭を埋めようとする直前、魅音は諦めたように頷いた。
ぬりゅ…ずぶ…ずぶぶぶ。
「くああぁぁっ……あああああぁぁぁぁ!!!」
痛いなんてものではない。きっとそんな言葉では足らないほど辛いのだろう。
俺にはその痛みがわからないのが痛恨の念である。
「ああああぁぁっ……!!!!」
顔を歪める魅音をみて挿入をやめた。
痛そうな表情は見ているだけで痛々しく罪悪感を感じてしまう。
「魅音……痛いならやめるけど」
自分の声も口調も普段とは違って弱々しい。さっきまでの自分と比べると今の自分がカッコ悪く情けなく感じた。
「だ…だいじょう、ぶ」
歪めた表情で無理矢理笑みを作った。だがまったくもって安心感は皆無。逆に罪悪感がさらに膨れ上がった。
これ以上はダメだ。
さっきとは違い、欲望よりも罪悪感に負けそうだ。
胸に痛みが走る。引いた方がいいと罪悪感から蘇った理性がそう言ってくる。しかし頭がグチャグチャになっているのと対照的に魅音はもう一度笑みを作った。
「ダメだよ。ここで引いちゃ」
「で、でも…いいのか? 痛いんだぞ」
「いいの……わたしは、大丈夫だから。それに……」
魅音はキスを求めるように唇を出し目を瞑った。俺は言われるがままに魅音にキスをした。
ただ触れるだけのキス。なのに胸の痛みは消え温かくなった。
「わたしの最初は…圭ちゃんにあげたいの」
ただそれだけ。魅音はそう言った気がした。
そこで気づいた。魅音はただ俺にあげたいだけだった。それ以外を望まない。
なんて、バカな奴なんだ。
呆れる。それに怒ってやりたい。
自分のことを考えないこいつに一回だけでも怒っておかないとなと思ったがそれは終わってからにしようと思った。
「…………わかった」
「うん……ああぁぁっ……くぅぅぅああああああぁぁ!!!!」
痛々しい声が耳を通して脳に響く。しかしもう止めない。
「くっ……魅音」
膣の中の圧力に声をあげてしまう。初めての感覚の驚きと快感に気を抜いたらイってしまいそうだ。
腰を持ちずぶずぶと入っていく異物に力を込め腰を進めていく。
「うあああああああぁぁぁ…んんあああああぁぁぁ!!!」
何かを突き破る感覚があった。それと同時に魅音の秘裂から血が出ていた。
破瓜を破った。魅音の最初を俺がもらった。
「ぅぅぅぅうああああぁぁっ…圭ちゃぁぁぁん!!!!!」
「くぅ……入った、ぜ」
魅音の抱き締めて耳もとで囁いた。
痛かったに決まっていた。だから優しく俺は魅音を気遣う。
「よく頑張ったな」
頭を撫でてやると、涙を流しながらうんと頷いた。
「ぁぁ…圭ちゃんが私の中で動いてる」
何かひたるような表情で天を仰ぐ。喜びか快楽かはわからない。でも俺と近いものを感じ取ったに違いない。そう、信じたい。
「じゃあ……動くぜ」
「うん……ああああぁぁつ!!!」
圧力がかかる膣が逃がすまいと捕らえてくる。引こうとするたびにしまりにしまって求めてきたものを逃がさない。
すげぇ、気持ちいい。
痛みはない。だが気持ちよすぎて辛い。
「ふぁぁぁぁっ……あああぁぁ……うごい、てる」
引いた腰をもう一度ぐぐっと奥に入れる。最初とは違い少しスムーズに入る。
「ひゃぁぁぁっ…んんああぁぁぁっ……くぅあああぁぁ……!!! おくに、くる」
頭が痺れる。腰が砕けそうだ。高ぶる感情を抑えきれない。
おかしくなりそうな快感だ。これ、気持ちよすぎる。
「けいちゃんのがおくに…きて……あああぁぁ…あたまが、おかしく…なる」
「魅音…なっても……いいんだぜ」
「ふぁぁぁっ…ひぃぁぁっ……おかしく…なる…なにか…おかしいの…ふぁぁぁっ!」
モノに熱い塊が集まり始める。本当の限界を感じてきた。
「くる…けいちゃん、なにかきちゃうの…あああぁぁぁぁぁ……んんんぁぁっ!!!」
「俺も……出す」
奥歯を噛み締めながら射精感と葛藤しながら魅音の抱きしめた。
柔らかい胸と汗が肌同士吸いつく。汗で身体中が気持ち悪いのだがこれはこれでいい。
「ふあああぁぁっ…いっしょに……けいちゃんといっしょに」
「ああ……一緒に」
くちゅ、くちゅ、くちゅ。
部屋中に響く精液と蜜が混ざりあう音。布団にはシミが広がる。
「ああああぁぁぁぁっ……んんんああああっ…けいちゃん…けいちゃぁぁぁん!!!……ああああああああああああぁぁぁぁぁ!!!!!」
びゅる!!!びゅぶぶっ!!!どくん、どくん!!!!!
「ああああああぁぁ……くああああああぁぁぁぁぁ!!!」
びゅくく!!!びゅぅぅ!!!どくん!!!どくどくっ!!!
脈を打つたびに精液が飛び出てくる。それが魅音の中で暴れるに暴れ欲望を受け止めるかたちになった。
「んんぁぁぁっ…あつ、ぃ……け、ちゃんのが……なかで」
びゅるるっ!!!どくっ!!!どくんどくん!!!
まだ射精は続く。欲望がぜんぶ魅音の中を満たしていく。
胸に広がるのはイった快感、魅音を俺のものにした征服感の両方だった。
「はあぁぁっ……はぅ……わたしも、イ、ちゃった」
焦点が合わない目。口元から零れる唾液と笑み。
快感が魅音を満たした証拠だった。





髪を撫でた。んっ、と嬉しそうに笑みを零した。
頭を撫でた。これも嬉しそうに笑みを零した。
唇を撫でた。満面の笑みを俺に向けてくれる。
「魅音は幸せか…?」
「うん。幸せ」
「じゃあ……少しは人のことを考えろぉぉぉーーーーーーーーー!!!!!!」
思い切ってデコピンしてやった。今までで一番上手く入った。
「なにさ!!!!それじゃあおじさんが悪人みたいじゃん!!!!」
「ああ!!!!悪人にもほどがある!!!!」
はっきりと言ってやった。
あの状況で自分を優先しないなんて何を考えてるんだこいつは。
「だって、そうでもしないと」
「言い訳はなし」
それだけ言って魅音を抱きしめた。
柔らかい胸の感触にまた理性がとびそうだが今は意味がなかった。
「俺は真面目に怒ってる。ああかなり怒ってる」
「……………」
「………少しは自分を考えろよ、バカ」
「…………」
「俺が守るんだ。だったら自分のことも考えろよ」
……今考えるとさっきのは仕方ないかもなんて思ったが違うと思いを殺した。
少しきついがはっきりといった方がいい。魅音の性格はよく知っている。だからこうやってきつく怒ってやらないと意味がない。
「もう………バカ」
肩に温かい液体が流れた。でも言わないでおこう。
それに気づかないように俺は魅音の頭を何度も何度も撫でてやった。




エッチは時間をかけずにやらないほうがいい。
頭がめちゃめちゃになっておかしくなってしまいましたorz
やりたかったフェラは時間的にアウト。ぅぅ~~~書きたいのにーーーー!!!!
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コメント

コメント&リクエスト

読みました。…一言で言うと甘い(?)です。圭一が途中で自分のスキルを発揮してますね。

リクエストです。
「風邪をひいて倒れた魅音に膝枕をしてあげる圭一」をお願いします!

感想

読みました。
なかなか綺麗な、それでいてすっきりとした終わり方ですね。
お互いに思い思われ、気持ちを確かめた二人はもう擦れ違う事も不安になる事も無いでしょう。
二人の歩む先に、幸在れです。

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鉄さん
>甘いのは仕様です^^ スキルは………なんでしょうね?^^:
リク、了解です!!!

影法師さん
>綺麗ですっきりとしたのは仕様です(またかよ
終わりはやっぱりハッピーエンド…が小説内での座右の銘みたいなものですから♪

トロイメライ魅ぃさん
>甘いのはやっぱり仕様です♪
えちは難しいですからねぇ~日々試行錯誤が重要です。……だけど、そろそろ自分の形を決めないとなぁ~(T3T)

なんか、すごいですね・・・

甘が1000ぐらいつきますねww

瑞希さん
>すごいですか…本人は不本意があるんですが^^:
甘さがあったほうがえちは良いですから、甘さは気を使いました。

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Author:キラ
中二病の同人大好きな変態。アニメよりゲーム派。
07th作品はうみねこよりもひぐらし。
いまだに圭魅が大好き主張は変わらず。
創作活動は別館で進行中。

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