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fake・フェイク B

2009–05–24 (Sun) 16:57
純愛色を強めると自然にシリアスになる罠。そして、まだ続くという計画性のなさorz
元々、ギャグを書くのが苦手なので仕方ないのですが、もうちょっと笑いがあってもいいのにな~と振り返り思う(*ノд`*)

18歳未満、性的表現が苦手な方は閲覧しないでくださいッ!!!



あのあと痛みに耐えながら帰宅した俺であったが、帰宅した俺にとても重要な問題が持ち上がった。
「飯……どうしようか」
一応、金はある。毎回出て行くたびにお金を置いていくのがお袋の習慣のようなものでそれを遣って飯をなんとかしている俺であった。
しかし頼みの魅音とはあのようなことになってしまった。だからといってレナや梨花ちゃん(沙都子)に頼むのも彼氏として問題ありだ。
そうなると頼みはカップめんなのだが、不運なことにそろそろ日が沈む頃だ。しかも家にあるストックはなし。
「これが相応の報いなのだろうか?」
誰に言うでも、そのような独り言を呟いた。
しかし、本当にどうしたものか。生憎、家にあるおかしはほとんど切らしている。自分で作れたとしても材料はほぼない状態だ。たとえあったと仮定しても俺は料理できない。下手をすれば火事になることは必死だ。
「はぁ……魅音がいてくれたらなぁ」
ここに来て魅音の必要性を再認識させられた。
このような状況を救ってくれるのはあいつだけだ。さきほども言ったが他のメンバーには絶対、頼めない。それを行ったら浮気者と言われるし俺のために日々頑張ってくれる魅音への裏切りとなってしまう。そのことはみんなも少なからず理解しているので絶対にOKしてくれない。
それを思い返すと自分の軽蔑した態度に苛立ちと不快感を覚えた。
「……寝るか」
頭の中で色々なことが渦巻いているが寝ることを考えて無駄なことを考えないように思考を制限した。
どうせ今日は食べるものなんてない。宿題ややるべきこともない。もしあってもそんなものは起きてやればいい。
なぜか自暴破棄気味の自分が情けなく思えてくる。しかしそれから逃げるように俺はソファーに寝転がる。
「せめて、明日には元に戻っていますように……」
誰かに願うわけでもないのにそのようなことを呟いて、俺はまぶたを閉じた。





「……………」
誰かに呼ばれた気がした。身近な声、頭にこびりついて離れず忘れたくても忘れられないほど大事な音色。
本当に小さいけど、どこかで呼んでいる気がした。
「………外?」
八割近くは目が覚めた。完全覚醒ではないが動くことには何の問題はない。むしろ気になったことをぱっぱと済ませるぐらいなのだから完全でない方が助かる。
ソファーから立って真っ暗になった部屋の時計を見た。
「…大体二時間か」
夜の時刻、近所ではおいしい晩飯を食べている時間帯だ。俺もこのぐらいの時間に食べるのが習慣だ。
そのことを考えた途端、お腹がすき始めた。寝ていたときには気づかなかったのに、いざ起きてみると自分がどれだけ腹ペコか十二分に理解できた。
「腹…減ったな」
普段ならお袋か魅音が飯を作ってくれるのに今はその二人がいないと来た。自分ひとりでは何も出来ず生活力がないのを実感させられるが今、後悔してしまったってどうにかなる問題ではない。
むしろ、今はそれを考えなかったはずだ。考えることは今の俺には誘惑の毒でしかない。
頭を振って考えを白紙に戻す。そして用を済ませて寝ようと努めた。
少々早足で玄関に向かった。普段なら鍵なんてつけていないのに今日に限って鍵をつけた矛盾に少なからず疑問を感じたがあまり深く追求しないことにした。
ガチャ、と小さな隙間が空く程度にドアを開けた。そこから周りを見渡しても誰もいなかった。
「……気のせい…って??!!」
しかし周りではなく正面にいたことには気づけなかった。
玄関前の小さな段差。ドアよりも少し広い程度の石段に人が寝ていた。
「…なんだよ、これ」
あまりにも現実離れした光景にうまい言葉が出ない。しかもここは雛見沢だ。なのに人様の玄関でねっころがって過ごそうって腹なのか?
「……コウノトリが赤ん坊を連れてきたわけでもあるまいし」
いや、雛見沢にならコウノトリになるようなおかしなやつがいるかもしれない。その一例としてレナがあのような人物というのが動かぬ証拠である。……当然、こんなことを本人の前で言ってしまったら首が飛びますので誰にも言わないように。
おっと、話が脱線したがこのような現実を誰が信じようか。
―――裕福なお嬢様が、一般人の玄関に寝ているなど。




「はぁ…なぜにこうなる」
あのようなところで寝かせていくわけにもいかないので居間のソファーで寝かせてはいるもの、あのようなリアルではありえなそうだがリアルであってしまった出来事にはまだ現実とうまく認識できない。
しかしその原因の何割かは空腹から来ているのも現実であった。そのせいか、頭の中がうまく整理できず少々苦しんでいる。
だからといって頭を抱えるような問題でもなく、軽い問題でもない。どちらかというと曖昧な境界線に存在する中途半端な問題である。そのため解決しようにも解決策はなくただ時間だけがすぎていく。
「…………」
スヤスヤと眠る姿は見るからに子供そのものだ。まだ俺たちは子供だけど次第に大人になっていく。普段はそれを意識するような表情をしたり、子供は子供でも社会に出ていける歳のため子供らしさが抜けている姿だって存在する。
しかし今ここで寝ている姿は、幼稚園や保育園あたりに子供のようだ。幼さとか弱さ、そしてとても可愛い表情に自然と俺の手が動く。
ほとんど無意識の状態で頬を撫でる。
すべすべしているとはあまり言い切れないが触り心地が良くて柔らかい。それでいて暖かくて心の底から癒されていくみたいだ。時折、触れたりするが今のこの状態ではその経験とは大きくかけ離れ愛情とは別の何かが自分の中に入ってくる不思議な感覚だった。
特別な関係上の俺たちは無意識でも通じ合えている。それが強く思えることが、今は心地よい。
「………圭ちゃん」
その声に呼ばれ、魅音と顔をあわせた。
先ほどまでとは違ってとても弱々しくて不安になってくるような表情に一瞬だけ嫌な考えがよぎった。
「ごめんね……私なんかで」
自己嫌悪。癖のようにつむぐ言葉に俺は呆れ半分、不安半分でその言葉を聞いた。
「理由は…?」
重苦しい空気に飲み込まれている俺たちには余裕なんてものはない。これがカップルらしい会話かと聞かれたら頷くことなんて出来やしないだろうな。
「嫌いって……言っちゃったから」
「『嫌い』……か」
その一言で何を意味しているかを瞬時に理解した。

『―――圭ちゃんなんて嫌いッ!!!』

あのときの怒りっぷりは印象深かったからよく覚えている。別の状況なら笑い話になるかもしれないが今は笑えもしなかった。
「その……『バカ』って言うことはあるけど、『嫌い』って…言ったこと、なかったから」
ほぼ泣き顔状態で重々しく後悔を吐き出す。
魅音の中では日常の会話で地雷を踏むことは不安に駆り立てられることを意味するみたいだ。俺はそういったことはあまり気にはしないが、女の子は複雑なのだな。
「それを気にしてて…?」
「…………うん」
何もない場所に視線を移しながら、頷いた。
「…………」
俺は無意識に唇を噛み、やり場のない怒りと悔しさに苛立つ。
さっき適当な解釈をしていた自分をぶん殴ってうやりたくなる。ここまで追い詰められて、苦しそうなのに性別が違うことを理由に理解をしようとしなかった自分がどれだけ浅はかなのか……魅音を見て気づくなんて最低だ。
俺はそんな彼女を良く知っているのに…他の誰よりも理解できていないッ!!
「『好き』って言うのに…『嫌い』って言っちゃう。やっぱり私……圭ちゃんの」
「魅音ッ…??!!」
その先は言わせてはいけないと本能が警告してきた。
少々強引だったが俺は魅音を抱きしめた。
「それじゃ……俺が、惨めだろう」
「………」
「嫌いにならないから………嫌いに、なんか」
魅音に言い聞かせながら、優しく背中を撫でた。しかし所詮は俺の強がり。正直なところ、俺が今されたい気分だ。
「考えるな……考えるな」
その言葉は魅音へではなく自分に対して言っているように聞こえた。




翌日、俺は学校を休んだ。
正確に言うならさぼりというものだ。理由は気分が優れないからだ。朝から俺はやることもなくただ自室で寝転がってばかりだ。朝飯を食べること、着替えること、顔を洗うことさえも忘れ時間の流れを静かに感じていた。
魅音は下のソファーにいるが、あれ以降、顔をあわせてはいない。
重苦しい空気と何も出来ない無気力な自分は知らぬ間にあの場へ行くことを恐れている。言っても何も出来ない自分が怖いんだ。
「………はぁ」
何度目かわからないため息をつきながら、握りこぶしを作った。
ただ一言なのに大げさな、とはもう思わない。どちらかというならば、『嫌い』という言葉は魅音の呪いみたいなものだと思えている。
不器用だからこそ、些細なことも大きな変化へと変わってしまう俺たちってやはり子供なのだろうか?
否。疑問ではなくそれは正解に近い答えなのだろう。
俺たちはまだまだ子供だし、これから一生子供のままだ。成長しないのではなく俺たちは子供でしかいられないんだと思う。
だったら、どこで成長すればいいのだろう? 子供のままならどこで大人になればいいのだろうか?
その答えはつかみ所がなく、透明で、正解は存在しない難題だ。元々正解がないのだから難題もクソもないが。
でも、答えがないのなら導き出せばいい話だ。そのように頭では理解できているが、現実は楽ではないし、さっき言ったように難題であることには一切変わりない。
せめて何かのきっかけがあればいいのだけどな…。
都合のいい考えを持ちながら俺は目を閉じた。起きたら…何時だろうな。



「一心同体って言葉、よくないか?」
付き合い始めて一週間足らずのある日、俺は魅音にそんな質問をした。
「一心同体…じゃ。確かにいい言葉だよね」
「だよな。お互いが繋がっているって感じでさ」
「つ……つながって……あぅ」
恥ずかしそうに視線を逸らす。思い出してしまったのだろう。
「セックスの話じゃねぇよ。意味に対してだ」
「そ、そうだよね…あはは…アハハハハ」
最後の方、カタカナでぎこちない笑いだ。どうみても誤魔化している。
初々しい反応をする魅音に俺は少々、悪戯したくなった。
「気持ちよかったか? あんなに激しくしたのに、魅音はすごくいい声だったよな~」
「ッ???!!! あ……あぁ…あ……ぅ~」
「自分から強請ったりもしてきたよな~キスして欲しいとか腰、振ったりとか」
「ぅ~~~~~~~~~」
「最後なんて大声で俺の名前を呼んで、きぜつするんだもんな~そんなによかったのか?」
「~~~~~~~~~~~~!!!!!」
これが止めだった。
真っ赤になりながら、俺とは反対の方を向いて両手で顔を覆ってしまった。今更だがちょっといじめすぎた気がするが、これはこれで面白い、
「そっか……よかったんだな」
「~~~~~~!!! 圭ちゃんのばかぁ~~~」
「……ぷっ。くっくっく」
怒っているのだか恥ずかしがってるのだかわからない声に笑った。
もちろん、バカにされたことに気づいた本人はただ「バカ圭ちゃん」というだけだった。
「ははは……それで、話を戻すか」
「誰のせいでこうなったのさ~」
「ははは。悪い悪いって」
そうして話を元に戻した。
「一心同体って、魅音からしてみてどう思う?」
「………また…セックス?」
「いや、それは終わったから」
戻すって言ったのに…引きずるやつだ。
「私はすごく素敵な言葉だと思うな。ちゃんとした意味でならさ、トップ3のうちに入りそうな言葉だし浪漫がある気がする」
「へぇ~浪漫か」
「そう、女の子は浪漫が好きなの」
ロマンを語る魅音は女の子そのものだった。相変わらず表情はこちらに向けていないが弾んだ声で俺にすら安易に想像できる。
それに今の魅音にはその言葉がお似合いだと心の底から思う。しかし…これがほれた弱みというのか。……意味、違うか。
「どんな時も、ありえないとかこうであって欲しいって求めちゃうものなんだよ」
「なら、魅音も求めるのか?」 
「まぁ…ね。私も……一応、女の子…だから」
相変わらず自分が女の子だと自嘲気味に言う。自信がないのは知っているが、もう少しぐらい自信を持って欲しい。
これでも充分過ぎるほど可愛いし、女の子並みの考えと仕草をするんだし、俺の………その……彼女なんだから。
「浪漫が好きなんだな」
「だから、そう言ってるじゃん」
「……………」
これから言うことはすごいく勇気がいる。想像するだけで身体が震えるし緊張で喉がからからだ。さらには声だって出せる自身もないし、本当に言うべきか躊躇っている。
「…………」
呼吸を整え、一旦目を閉じた。幸い、魅音は俺と向き合う形ではないため資格からの動揺は悟られずにすんでいる。でもそれが逆に緊張を大きくさせる。
例えるなら、発表会。会場には俺の発表を期待して待つギャラリーがたくさんいる。その中を俺は一人で自分の発表をし期待を裏切らない結果を生み出さなくてはいけない。
こんなに複雑な気持ちになるなら、向き合って話したいものだ。
(………ああ、これって)
そこでこれから言うことの意味に気づいた。しかし、気づいたところで考えは変わらない。
「ならさ―――」
魅音を後ろから抱きしめた。
「あ…ッ!」
「俺とお前は一心同体ってことだ」
「………あ………ぅ」
「拒否権はなし頷くだけだ好きなもの同士なら当然だもう俺とお前は一心同体だ」
一言で言いきったため文章がおかしくなってしまったが、緊張のあまりそれすら気づかなかった。
「そ……それって…」
「……………嫌い、なんて言わせねぇからな」
照れ隠しにそのような言葉を添えて魅音の唇を奪った。
長い長い長い……永遠に思えるキスをしたことを…俺はまだ覚えていた。




シリアスだぜ。書いてる本人は余裕をなくすほどだぜ。
シーンがないのは仕様です。作者の陰謀です。手抜きです(おいッ
そして続くのも仕様です。計画性がない作者ですorz あと誤字脱字も。
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コメント

お久しぶりです!
続編面白かったです。
次も楽しみにしています。
ではまた(・ω・)/

Re: タイトルなし

RENSEIさん
>はい、お久しぶりです。遅れて申し訳ありませんでした。
ありがとうございます。はも頭の中で思考中なので気長に待っていてください。

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中二病の同人大好きな変態。アニメよりゲーム派。
07th作品はうみねこよりもひぐらし。
いまだに圭魅が大好き主張は変わらず。
創作活動は別館で進行中。

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