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複雑な二人 5話

2007–06–15 (Fri) 20:26
毎日更新し続け今日で5話目に突入。
ここからが架橋です。
"複雑な二人"と言いながら圭一だけじゃん!!なんて考えていた人、ここでやっと魅音ですよ★
少し暗めになってますがここからが大一番。
それじゃあ、どうなるかな??


夕食が食べ終わり、そのあとの片付けも終わり私は一息ついていた。
でも私はまだ圭ちゃんに誉められたこともあり、まだ元気が有り余っていた。
あれから圭ちゃんは私を誉めながら、おいしそうに食べていた。嬉しくて、嬉しくて私はとても満足だった。その影響はまだ続いている。
「あんな人が旦那さんだったらなぁ・・・」
むしろ、それなら圭ちゃんが私の旦那に・・・・って思っても無駄か。
圭ちゃんにはレナや沙都子、梨花ちゃんと言う女の子らしい人たちがいる。私みたいな男っぽい人なんかと付き合ってくれないよ。
そんなことを考えたら涙が出そうになった。
ダメ。ここで泣くな、魅音。こんな姿圭ちゃんがみたら・・・
「おい、魅音。ってどうしたんだよ?」
噂をすればというのはこういうことか・・・
圭ちゃんは少し戸惑いながら私を見ていた。
「な・・・・なんでもないよ」
「なんでもないわけないだろ。どうしたんだ?」
「別になんでもないって」
私は必死に講義をした。こんな弱い姿を圭ちゃんに見られたくなかったからだ。
「嘘つくなよ。今泣いてるじゃないか?」 
そう言われ頬に触れてみた。そこには、暖かくて水滴みたいなものが頬を流れていた。
「女の子が泣いているのに放っておけるわけないだろ。辛いなら言ってみろ。力になってやる」
「ぅぅ・・・・ぅわぁぁぁぁぁん!!!!!!」
どうして圭ちゃんはこんなに強いんだろ?
どうして私はこんなにも弱いの?
私は無我夢中で圭ちゃんに抱きついた。
「ぅぅぅぅっん」
「よくわからないが、こうしてやるのがいいのか?」
そう言うと圭ちゃんは私を優しく包み込むように抱いた。
「ごめんね、本当にごめんね」
こんなに弱くて迷惑かけてごめんなさい。
そんなことを心で繰り返した。


どうして魅音は泣いたのだろうか?
風呂に入りながらそんなことを考えていた。
俺はまたあいつを傷つけたのか?
そんなことしか頭になかった。
魅音を泣かせないとは詩音に約束したのだが、また俺は知らないうちに何かしてしまったのか?
でも謝っていたのは魅音だったのが引っかかった。
俺が何かやったのなら何で魅音が謝らなくてはいけなかったんだ?
考えれば考えるほどわけが分からなくなる一方だった。
そこで今までのことを思い出す。ここにいる俺、夢の中の俺は言ったどうしたか。
集中のために目をつぶり、無駄なことを全て削除し始める。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
結論から言おう。
前原圭一らしくまずは謝ることが第一だ。
なにか悪いことをしたのならなおさら謝らなくてはいけない。
それが俺、前原圭一らしい、もっとも単純でもっとも簡単なことだった。

あれから落ち着いた私は居間の椅子に座っていた。
圭ちゃんは戸惑いながら私のことをしっかりと抱き寄せていてくれた。そのせいか早めに立ち直ることができた。
でも、一人のになっている今、また不安なことばかり考え始めた。
私は迷惑ばかりかけているだけ。
そんなことばかりしていたら、圭ちゃんに嫌われる。
どうして不安なことばかり考えてしまうのだろう?
そんなことは濃い闇のようにどんどん私の理性を侵略していった。
ああ、これは鬼になる前兆かな。
どうしてか圭ちゃんの家に来てから私自身の不安が強くなっていく。これはきっと私が圭ちゃんに相応しくないからだね。
薄々、そんなことを思うと圭ちゃんの足音が聞こえた。
私は圭ちゃんが知っている"園崎魅音"になりきった。
「はぁ・・・・魅音」
「どうしたの、そんなに息切らして」
いつものようにケラケラとした女の子とは言えない口調で話す。
「もしかして、おじさんに会いたくて早く上がってきた?」
「ああ・・・・その通りさ」
息を荒くしながら圭ちゃんは答えた。
ダメ。ここで気を崩しちゃ。
「ふぅ~~ん、圭ちゃんってまさかおじさんみたいな人が趣味?それならやめといたほうがいいよ?」
自分でも辛いことをはっきりと圭ちゃんに使う。そう、こんなことを男らしく振舞うとこも圭ちゃんの知っている"園崎魅音"のはず。
「魅音・・・・俺・・・お前に謝らなくちゃいけないんだ。すまん」
そう言って頭を下げる。
お願い・・・止めて。もう私を放っておいて
「あ・・・・ああ、あのことね。あの時目にゴミが入っちゃって目が凄く痛くなっちゃっただけだから気にしないで」
私はただただ圭ちゃんから逃げるように否定をし続けた。
こんな圭ちゃんを、私のために傷ついてくれるなんて嫌だよ。
「でも・・・俺はまた・・・お前に・・」
「だ・か・ら、目にゴミが入っただけだって。もう心配症だな」
こんなことを言って信じる人はまずいないだろう。それを知りながら私はこの言い訳を続けるしかなかった。
「・・・・・・・・・・・・でも」
「はいはい、そう言うことで終了。おじさんは明日の朝ご飯やら弁当を作らなくちゃいけないから」
そう言って私は圭ちゃんから逃げ出した。
そのとき、頬に流れる涙に気づくのは逃げてから知った。



かなり話の明るさが変わりましたね。
僕的には明る過ぎると話としてはワンパターンになりかねません(--)
これはこれで切ないかも・・・・
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中二病の同人大好きな変態。アニメよりゲーム派。
07th作品はうみねこよりもひぐらし。
いまだに圭魅が大好き主張は変わらず。
創作活動は別館で進行中。

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