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複雑な二人 8話

2007–06–18 (Mon) 21:01
もはや澪尽くしのかけらもありませんね(ーー;)
ただ最初の婚約騒動を書きたかっただけです(すいません)
話としては続いたところはよしとするか・・・

「どうも♪遅れてすいません沙都子」
「げっ、詩音さん」
お弁当を食べ終わるという頃に詩音は来た。相変わらずテンションで沙都子に弁当を持ってきたらしい。その沙都子は警戒状態で身構えていた。
「げっとはなんですか。私は悟史君と沙都子のためにやっているんですよ?」
「結構はお世話でございましてよ!!」
そしていつものように追いかけっこが始まった。そんな光景に少し笑ってしまう。
「あっ、魅ぃちゃんが笑った」
「レナ、まるで今日私が初めて笑ったみたい言い方しないでよ」
「魅ぃは今日初めて笑ったのですよ?」
梨花ちゃんにそれを言われ今日のことを思い出した。
「ん~~~~~~~、確かに、言われて見れば」
「み~☆」
元気を取り戻しつつある私に梨花ちゃんは微笑んだ。それにつられて私も微笑んだ。
「なんだか心が軽くなった気がするよ。ありがとう梨花ちゃん」
「にぱ~~☆」
「思ったより元気じゃないですか」
そんなところに沙都子を捕まえた詩音がやって来た。
「いや~~~詩音さんの鬼!!!!」
「沙都子、少し静かにしなさい。そうだ・・・レナさん少しの間、沙都子を頼んでいいですか?あっ、持ち帰りはこの弁当を沙都子に食べさせたらいいですよ」
「はぅ~~~、沙都子ちゃん、レナといっしょにお弁当食べようね?」
そう言うとレナは一目散に沙都子と詩音の弁当をもってどこかへ消えていった。まあ、しばらくの間なら行方不明にならないから放っておこう。
「それではお姉」
そう言って詩音は私の方を向いた。
「話は圭ちゃんから全て聞きました」
「そっか・・・・」
そのことを言われ、私は昨日の圭ちゃんのことを思い出した。
「あんなじゃ嫌われて当然だよね・・・」
「はぁ~~~本当に似てますね。瓜二つです」
・・・・?
詩音が誰のことを言っているかわからなかった。しかし、いっしょにいる梨花ちゃんには誰か分かったらしくにこにこ笑っている。
「梨花ちゃん、分かるの?」
「にぱ~☆」
どうやら完璧にわかっているらしい
「ふふふ、これじゃあさっきの繰り返しみたいですね」
なにがなんだかわからない。
「だから圭ちゃんとお姉が似ているんですよ」
「ふぇっ?」
そのことに呆気を取られおかしな声を出してしまった。
「ふふふ、本当にお似合いですね」
「やっぱり魅ぃには圭一が一番です」
そんなことを知って動揺している私に二人は笑った。
なんだか圭ちゃん=私みたいな感じがする。
「ちょ・・・ちょっと二人してそんなこと言わないでよ」
「あ~~~れ、嫌なんですか?」
「そそそそそそんなことはないけど・・・・」
相変わらず詩音にペースを握られ、からかわれる。
そんな単純なことなのになぜかさっきよりまして心が軽くなっていく。
「だいぶ活気が戻ってきたお姉に朗報です♪」
そう言って詩音は私に耳打ちした。
「体育館倉庫に行ってみてください」
「み~~☆白馬に王子様が待っているのです」


そろそろかな
そう思い少し気持ちを整理した。
詩音は言ったことをもうやったであろうか?

「単純に私がお姉をここに呼び出します。そしたら圭ちゃんは・・・」
「わかってるって」
詩音は体育館倉庫の鍵が開いていることを確認して言った。
「でも魅音は来るのか?」
「大丈夫ですよ。私を誰だと思ってるんですか?」
詩音は不敵な笑いをしながら答えた。
「それでは圭ちゃんはこの中に居てください。あっ、間違えてもお姉を襲わないでくださいよ?」
「襲わねえよ!!!」

まあ詩音にしてみれば魅音は赤子同然。そんなことは朝飯前か。
そんな感じで暑苦しい体育館倉庫にいる。出来ることなら窓でも開けたいが開けたらばれてしまう。
って詩音がここに人がいるっていたんだからもうばれてるに決まってるだろう
今までそんなことを気づかずにいた自分に怒鳴った。
俺はすぐに窓を全開に開けた。
窓から来る風が涼しさを感じていると外から足音が聞こえた。


私は詩音に言われた通りに倉庫へとやって来た。もちろんここにいる人は大体想像がつく。
私はその場に止まり深く深呼吸をした。
あせるな私・・・冷静に、クールに・・・
そして覚悟を決めてゆっくりとドアを開けた。
そこには窓の近くで涼む圭ちゃんの姿があった。
「け・・・圭ちゃん?」
その問いに答えず、圭ちゃんはこちらに向かって歩いてきた。
一歩一歩、また一歩私に近づいてくる。
なぜだか無性に怖い逃げたかった、でも私はその気持ちを抑えその場に留まった。
「大丈夫、怖いのはお互い様だ」
そう言って圭ちゃんは私の頭をいつもとは違い優しく撫でた。
「怖がらなくていい。何も怖くないさ」
圭ちゃんのその言葉に少し恐怖心が削がれた。
「魅音、言いたいことがある」
圭ちゃんは私の目を見てはっきりと言った。

「俺は魅音のことが好きだ」

まさかとは思ったが・・・本当に当たるとは・・・
「俺はいつからか分からなかったけど魅音が好きだった」
自分が夢に見ていたことが現実に・・・
「男っぽいけど実は女の子らしい魅音が好きだった」
これが本当に圭ちゃん自身の答えなのか・・・
「俺はお前に色々言って傷つけてたくさん後悔したけど」
何もかもが信じられないが
「お前とかりそめのカップルを演じたけれど」
これが圭ちゃんの出した
「お前と真剣に付き合いた!!」
答え
でも・・・私は
「ダメだよ。私とじゃ」
「・・・・・・・」
「私は次期頭首で鬼を継ぐ者。そんな私と付き合える?」
そう言って私はワイシャツを脱いで、背を向け後ろにある忌まわしき鬼の刺青を見せた。
「これが私の鬼であり、いずれ私を飲み込むかもしれないもの」
「・・・・・・」
圭ちゃんは何にも言わずただそれに目を奪われた。
私は刺青を隠し脱いだワイシャツを着た。
「どう?分かった?だから私はダメなの」
「ああ、充分わかった」
「そっか、ならー」
「それがどうした?」
圭ちゃんはそう言って私を抱いた。
「だからどうしたってんだ。たかが鬼じゃねえか」
圭ちゃんの言葉に私は言葉を失う。
「そんなものだけで無理ってか?馬鹿かよ」
予想もしなかった。
怖がると思っていた。でも圭ちゃんはむしろそれを受け止めてきた。
「鬼に飲み込まれる?そんなことさせやしねえ」
「圭ちゃん・・・」
「俺がさせねえ!!」
圭ちゃんも強い言葉が私の中を満たす。
「魅音自身はどうなんだ?鬼とか関係なしに」
私は・・・
決まってるでしょ、そんなこと
私は・・・
聞かれる前から、昔からそんなの決まっていたでしょ
私も・・・
今こそ言う時でしょ?勇気を出せ園崎魅音
「私も圭ちゃんのことが好き。付き合って欲しい!!」
私も圭ちゃんのことを抱き返した。
「・・・ごめんな、今まで辛い思いをさせて」
「ううん、お互い様だよ」
二人だけの体育館倉庫の中に優しい、新たなる風が吹き通った。


教室に戻るとなんだか物凄い空気が漂っていた。
クラスのみんな、先生までもがこちらに注目していた。
まさか・・・
「おめでとうございます。にぱ~☆」
『やっぱり』
二人して納得してからクラスのみんなは真実だと認識し、大騒ぎをする。
「はぅ~~、圭一君かっこよかったよ」
「ま・・まあよかったですわね」
「お姉もよく出来ました」
「流石、圭一なのです」
どうやら話の中身全てが筒抜けだったらしい。そのことを言われ見られていたと考えると恥ずかしい。
「みんな聞こえてた?」
「ええ、最初から最後まで外まで聞こえました」
この妹はそのためにあそこにしたのか。
「し・・・詩音ーーーーーーーー!!!!!」
相変わらず魅音は顔を赤くしながら詩音を追いかけた。
「いいじゃないですか。死ぬものじゃありませんし」
「お前がそのことを知っていたら殺されかけない!!!!」
うん、いつもの魅音だ。
今、そのことに気づいて一安心した。






まあ・・・その・・・終わりよければ全て良し(どこが
もう何がなんがか・・・・・。それではまた9話で
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中二病の同人大好きな変態。アニメよりゲーム派。
07th作品はうみねこよりもひぐらし。
いまだに圭魅が大好き主張は変わらず。
創作活動は別館で進行中。

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