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複雑な二人 9話

2007–06–19 (Tue) 21:23
ファイナルです。
休みなし、毎日更新してきたこの話も最後を迎えます。
いや~、毎日とは辛いですな。特に連載ものは考えるからさらにキツイ><
もちろん、最後はハッピーエンド。
これがこのサイトの基本です(今、決めました)

あの告白の日から2週間が過ぎた。
「う~~ん・・・」
現在、魅音は受験生の自覚を持ち勉強に専念している。のだが
「お前・・・・さっき教えたばかりじゃないか」
魅音の恐ろしい学力不足には驚きっぱなしだ。
まさか英語の単語をローマ字で書いていたとは・・・
あの時、図書館で勉強してよかったと思う。でなければ小6が高校受験に行ったようなものだ。さすがにそれは大変なことになる。
「いいか、このgoingはbe動詞の後に、そしてgoingの次はtoが来なくちゃ未来形が成り立たないと言う約束があるんだ。ここまでは分かるか?」
「う~~ん、半分くらい」
最近、やっと未来に入ることができた。吸収しているかは分からんが・・・。とにかく今はこの遅れているやつを何とかして戻さなくては。
「魅音・・・この調子で大丈夫かよ?心配だぜ」
「大丈夫、大丈夫。言ったでしょ?私は本番に強いんだから」
いや、知っているが覚えてなくては意味がないだろう。
それにしても・・・少し受験を甘くみすぎてないか?
「お前・・・・本当に受かる気あるのか?」
「むっ、じゃなきゃこうやって勉強してないでしょ?」
まあそれはそうだが・・・
「という事でついでにここも教えて」
俺の不安が消えることになるのは、いったい何時になることになるやら・・・

「いや~今日も頑張った。頑張った」
相変わらずオヤジくさい態度を崩さず魅音は帰り道にそんなことを言った。
「レナ・・・この調子で魅音は受かると思うか?」
俺の不安をレナはどう思っているか聞いてみた。
「多分・・・・大丈夫だと・・・・思うよ」
レナは確信が持てない答えを言った。
まあそうだろうな。予想通りの答えだ。
俺は三人の中で一番頭がいいが(自分で言うのもなんだが)その次のレナと魅音の差はあまりにもデカイ。
俺が教えていなかったこところで言うと、一年の近く差が開いていた。
今だってレナに追いついていない状態。こんなことじゃ教えているほうが先に力尽きそうだ。
このことを知っているレナは今の魅音の状態を理解していた。
「圭一君・・・間に合いそう?」
不安そうなレナが俺に問う。
「そんなの決まってるだろう。間に合わすんだよ」
魅音を確実に受からせるのが先生としての役割だ。
あと、付き合っている身として。
「そうだね。そうだよね」
レナもそのことに納得がいったらしい。
「あっ・・圭ちゃん」
そんな不安ばかりの会話を打ち破るように魅音は俺を呼んだ。
「おう、どうした?これから勉強でも教えてもらいたいってか?」
少し冗談半分でそんなことを言った。
すると魅音はムッとした顔になった。
「ここまで来てその話をしないでよ。テンション下がっちゃうじゃん」
「ああ、悪い悪い。冗談だ。それでなんだ?」
すると魅音は少し恥ずかしそうに俯いた。
・・・・・?俺、何もしてないよな?
そんなことを考えていると少し恥ずかしいそうな仕草をしながら話し始めた。
「えっと・・・実は・・・前、会合の話したよね・・・?」
「会合って・・・・・あれか・・・・」
思い出した途端”来てしまった"と自覚した。
出来るなら一生封印してもらっていたかった。
「それで、出る日が・・・・・決まっちゃったんだよね」
不運な知らせに一気にその場の空気が重くなる。
近くにいて、何も知らないレナも何も言わなかった。
「それで・・・いつなんだ・・・?」
「・・・・・・・今日」
悪夢なら覚めてくれ。

そんな現実逃避は無駄に終わり、会合の時間が来てしまった。
今、俺は魅音と共に会合が行われる集会場についた。
「会合ってさ、あの時沙都子を助ける時みたいな数が集まるのか?」
「ううん、そんなにいないよ。あの時は緊急事態だったからね」
あの時のことを話すと魅音の勇士が蘇る。
沙都子を見捨てようとした時、俺は全力でそれを説得しようとした。だけどあの時の俺はまったくの無力だった。
だけど、そんな中魅音は自分を傷つけてまで、覚悟を見せつけみんなを納得させた。
あの時の俺は・・・・何も・・・出来なかった。
「違うよ」
そんなことに魅音は反発した。
「あの時は圭ちゃんが沙都子を助けようとしていたから、私はそんな圭ちゃんを信じたくてやっただけだよ」
「魅音・・・」
あの綿流しの夜も言っていた。
私は圭ちゃんのことを信じるよ
「ただそれだけだよ」
魅音はにっこりと笑みを浮かべた。
俺はそんな魅音をきつく抱きしめた。
「でも、ありがとうな」
「だから・・・・いいって」
でも・・・魅音がいてくれたから俺たちはここにいる。
だから・・・・ありがとう
「んじゃ、行こうか」
俺は怪我をしていないほうの手を握った。
魅音もそれには気づいていない・・・かな
「そうだね。入ろうか」
そう言って俺たちは集会場に入っていく。

「魅音・・・これはいったいどういうことだ?」
会合っていうには程遠い人の数。
御三家全員、村の住人、そして
「こんばんは、圭一君、魅ぃちゃん」
なんでオール部活メンバーなんだ!!!という以前に先生も全員いるとはどういうことだ。
「へへへ・・・・・なんでだろう・・・」
苦笑いを浮かべる魅音。どうやらこいつも知らなかったらしい。
「簡単なことだよ。私たちは呼ばれたんだよ」
「呼ばれた?誰に」
「もちろん、私です」
魅音と似た声、楽しんだ口調、そしてここまですることができるやつは
『詩音ーーーー!!!!』
二人して詩音の名前を呼ぶと詩音はくすくすと笑った。
「相変わらずのバカップルですね」
『どこがだよ』
またしても魅音と同じ言葉を発した。しかも綺麗にはもっていた。
そして相変わらず詩音が笑った。
「それにしても、お二人は本当に仲がいいですね」
そう言って俺の手を見た。
その先は・・・その先は・・・・・手?
「ラブラブですね♪」
一気に恥ずかしくなった。もちろん魅音もだ。
まさかここまでやっていたとは気づかなかった。
いや、けして嫌ではないぞ。ただ・・・・恥ずかしい。
でもここで手を離すとなると可哀想だしな。
俺は恥ずかしさを堪えて魅音の手を離すのをやめた。 




会合が終わり俺は祭具殿の前で夜風に当たっていた。
会合のこと?そのことはまた次の機会にな
夏の虫たちと夜に吹く風がここまで心地がいいとは・・・
「あっ、ここにいた」
その声は魅音のものだった。
「ん?どうした。帰ったんじゃないのか?」
「こんなに暗い夜道を一人で帰れと?」
そういうと魅音は俺の横に座った。そして、さっきの仕返しだと言うように俺の手を握った。俺はもちろん何も言わずに手を握った。
「そう言えば、二人っきりっで静かに過ごすのは久しぶりだな」
ここ最近はずっと勉強三昧で二人っきりになれたりはしたが、このようにカップルらしく時を過ごすことは出来なった。
そう考えると魅音は二人っきりになりたくて俺を探していたんだとも考えられる。
俺はこのときを大切にしたいゆえか、魅音を自分の近くに引き寄せた。
「え?ちょ・・ちょっと」
「少しの間このままでいたいんだがいいか?」
そんな甘えるような口調で言われたら頷くしか手はなくなる。
「け・・・けいちゃんが・・・・そう・・・・いうなら・・・」
ほらな。こいつは甘えるのには弱いんだ。
でも甘えた時の魅音は凄く可愛いんだよな。
俺はそんな魅音が恋しく抱きついた。
「ふぇ・・・・」
「魅音・・・・」
俺は目を閉じる。そしてゆっくりと魅音の唇を目指して・・・


雛見沢での新たなスタートはまだ始まったばかりだ




お疲れ(^^)これで終わりです。
最後は工夫をしてみましたりして大変でしたが、無事に終われました♪
まあ、いつかまた澪尽し編のネタで何か書こうと思うので(大好きなので)そのときはよろしくお願いします☆
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コメント

終わりましたね。
最後は砂糖少なめですね。

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Author:キラ
中二病の同人大好きな変態。アニメよりゲーム派。
07th作品はうみねこよりもひぐらし。
いまだに圭魅が大好き主張は変わらず。
創作活動は別館で進行中。

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